マムシは卵じゃなくて出産する?口から子供が出るって本当?

毒ヘビとして有名なマムシですが、毒がある以外にもかなりユニークな特徴があります!

ある言い伝えではマムシは口から子供を産むという話があります…。

卵ならまだしも口からそのまま子供が出てくるというのは恐ろしい話ですね。

今回はマムシ出産繁殖方法について紹介していきます。

目次

マムシは口から子供を出産する?

マムシに関しては言い伝えにこのような話があります。

「マムシは口から子供を産む。だから、子が生まれる際に牙で子が傷つかぬよう、妊娠中のマムシは牙を折るために積極的に噛みつく」

この言い伝えは全くのガセネタで口から子供産まないですし、牙が折ることもありません!笑

唯一惜しいとすれば子供を卵でなく直接産むというところですね。

ヘビは爬虫類なので卵を産んでそこから子供が孵化するのが一般的です。

しかし、マムシはメスが卵を胎内で孵化させて子を産む『卵胎生』です!

爬虫類なのに哺乳類とどうようの繁殖形態をとっているのは非常に面白いですよね~。

ただ以外にも爬虫類は卵胎生のものは数多くいます。

トカゲや他ヘビ(ボア科)でも一部の種類は卵胎生の繁殖形態をとっています。

関連記事:アオダイショウとマムシの違いは?見分け方と特徴まとめ

マムシの繁殖形態と牙について

言い伝えの『妊娠中のマムシは牙を折るため積極的に噛みつく』とありますが、前述の通り牙を折ることはありません!

毒蛇にとって毒牙は重要なもののため、サメと同じように折れたとしても定期的に生え変わるような作りになっています。

また、積極的に噛みつくという部分に関しては妊娠中のメスは神経質になる傾向があり、積極的に噛みつくという部分はあながち嘘ではないようです。

他にも妊娠中のマムシはカルシウムの合成を行うために昼間に日光浴をします。

それらの要素が原因で人との遭遇率が高くなって、迷信が生まれたのかもしれませんね。

ヘビに関しては何かと間違った言い伝えや喩え話が多い気がします。

迷信が出来た当時はマムシの生態などがわからなかっただけにそのような間違った解釈が行われているのかと思います。

ちなみにマムシは2-3年に一度8~10月頃に2~15匹の子供を生むそうです!

仮にも15匹も子供をお腹にとどめていると考えるとすごいです…。

生まれるときは総排泄口から出てきます。

中々お目にかかることは難しいかもしれませんが一度はマムシの出産に立ち会ってみたいものですね。笑

まとめ

・マムシは子供を口から産むというのは迷信で牙を折ることもない

・マムシは卵胎生で子供は総排泄口から直接生まれてくる

・マムシの牙はサメのように生え変わるような作りになっている

最後まで読んでくれた方、
ありがとうございました!

関連記事:マムシの毒の成分はどれくらい強い?噛まれた時の症状と対策は?

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