デュビアとは南アメリカに分布するゴキブリです。
日本では主に爬虫類の餌として販売されている昆虫ですね!
今回はデュビアの飼育や飼い方、餌として利用するために繁殖する方法について紹介していきます。
デュビアとは?
デュビアと呼ばれていますが名前は『アルゼンチンモリゴキブリ』という南アメリカに生息する体長50mmほどのゴキブリです。
本来は朽木や枯れ葉などを食べている森林性のゴキブリです。
『ゴキブリ』と聞くといくら爬虫類や両生類の餌といえど扱うのは敬遠されがちですが、個人的には臭いもしなくて丈夫なところが魅力です。
私も最初は『ゴキブリ』というだけで扱うのを避けていたのですが、知人からタダで貰える機会があったので餌として導入してみました。
日本で嫌われ者のゴキブリ達と違って素早くもなければ、壁を上ることもできないので安心して下さい!
慣れてくると動きが鈍くさくて可愛げ?があります!笑
私自身ヒョウモントカゲモドキやオビタイガーサラマンダーの餌として利用していました。
中にはデュビア自体をペットとして飼育して状態の良い個体を繁殖させることを目的としている方もいます。
今回は主にデュビアを餌として扱うものとして飼育方法を解説していきます。
デュビアの飼育
デュビアは非常に丈夫なので飼育に失敗するということはほぼないです。
唯一注意する点は『湿度』です…。
ケース内が蒸れてしまうとデュビア自体にも良くないですし、何より困るのがダニや虫が湧きます。
虫やダニが湧いてしまうと後処理が大変なので注意しましょう。
飼育に必要なもの
■飼育ケース
主にプラスチックケースや衣装ケースなどを用います。
それほど多く飼育するわけではなければホームセンターで売られているような大きめの昆虫用プラスチックケースでも十分です。
■ヒーター
ヒーターはパネルヒーターを用いていました。
ケース内の温度は25~30℃になるように設定しましょう!
爬虫類にも飼育でも共通することですが、ケース内は多少温度勾配を作って最適な温度の場所に移動できるようにしておくと良いです。
■床材
床材は好みの問題になりますが、私はケース内の掃除のしやすさを考えて床材は使用していませんでした。
床材は使っていなかったのですが、代わりに玉子トレイを利用していました!
デュビアも喜んでトレイのくぼみに入るので個人的はオススメです。
手に入れるのが手間であればトイレットペーパーの芯などで代用するのも一つの手ですね。
床材としては元々朽木や枯れ葉などを食べるゴキブリなので腐葉土を利用している人もいます。
ただ、ダニや虫が湧きやすいので注意しましょう!
■餌入れ
人によっては玉子トレイ上に直接置いたりする人もいますが、掃除などをしやすくするためには簡易な餌を置くようなトレイを用意すると良いです。
デュビアの繁殖方法
餌として利用するために繁殖を試みる場合、最初は長期的に進めるものだと考えておいた方が良いです。
デュビアが生まれてから繁殖可能な状態に育つまでには生まれてから大体半年かかります。
繁殖を早く成功させたい場合には最初から多めにデュビアを飼育すると良いですね!
全体の数が多いこともそうですがメスを多めにして飼育を開始すると増殖しやすいです。
餌は主に果物や野菜を与えます。
私の場合、りんごやキャベツなどを与えるようにしていました。
人によってはドッグフードなどを人工的作られた餌を与えている方もいるようですが、生物の体は食べたもので構成されているので個人的には食べていても自然なものを与えたほうがと良いと考えています。
飼育に正解はないですが、元々は朽木や枯れ葉を食べているゴキブリなので植物性のものを与えることをオススメします。
また、野菜や果物を与えることで同時に水分も補給できるので一石二鳥ですね。
餌の頻度も1日1回食べきる量を与えると良いでしょう。
繁殖のポイントは無理矢理温度を上げて活性化させるよりも飼育の基本である温度管理や湿度、餌をちゃんと与えることをしっかりと行えば着実に殖やすことはできます。
私の場合は処理しきれないほど増やしてもしょうがなかったので少しずつ時間を掛けて自然に殖やすようにしていました。
与える餌で栄養価は変わる?
どんな活き餌でもそうですが与える餌で栄養価は変わるようです。
特に喜んで食べる上に大きく成長する餌がバナナです!
糖分が多いからか比較的大きくなるような印象があります。
ただ、餌として利用する際にあまりにも栄養過多だと爬虫類や両生類の肥満に繋がるのでできるだけデュビアの餌も彩りを持たせてバランス良く与えるようにした方が良いと思います!
一つ言えるのはデュビアの繁殖はコオロギを毎回買いに行くよりも楽なのでゴキブリを扱うことに抵抗がなければオススメなので試したことがない人はぜひ挑戦してみてください!
まとめ
・デュビアはアルゼンチンモリゴキブリと言って南アメリカに生息する森林性のゴキブリ
・丈夫なゴキブリなため飼育は簡単で温度管理と餌、湿度に注意していれば繁殖も可能
・餌はりんご、キャベツ、バナナなどの野菜と果物をバランス良く与えると良い
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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