ヒダサンショウウオの特徴と生態│販売購入や飼育は可能なのか

生物の世界には、時々「名は体を表さない」生き物がいます。

第一印象で名前をつけて、後になって間違いが判明するというのが良くあるパターン。果実を好むカニクイザルなどはその典型です。

ヒダサンショウウオも、そんな「名は体を表さない」生き物のひとつと言えます。

ありふれた名前に思えますが、彼らのどこが「名は体を表さない」のでしょうか。飛騨にはいないのか、それとも実はトカゲなのか?

今回はそんなヒダサンショウウオの特徴と生態、販売値段と飼育が可能かどうかについてご紹介します。

目次

ヒダサンショウウオの特徴

ヒダサンショウウオは、両生類有尾目サンショウウオ上科サンショウウオ科サンショウウオ属の生き物です。

全長は8cmから18cmとかなり個体差があり、胴も尻尾も丸々としていて頭部とあまり太さが変わりません。

四肢は短く、常におなかを地面につけて移動します。肌は黒か濃い紫色で、背中に黄色い斑模様が入ることもあります。

最初の標本が岐阜県の飛騨地方で採取されたことからこの名前がつけられた…のですが、後に他の地方にも広く分布することが判明。

名は体を表さず、和歌山県を除く関東以西の本州一帯で姿を見ることができる、日本固有のサンショウウオです。

動きも鈍く、水源から遠くまで離れられない彼らが、どうしてここまで生息域を広げることができたのかは、謎に包まれています。

ヒダサンショウウオの生態

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ヒダサンショウウオの成体は、山地の森林に生息しています。

特にブナの林を好み、昼の間は石や落ち葉の下で体を休めています。

夜になると動き出し、小型の昆虫やミミズなどを捕食。幼生の頃から亜成体を経て大人になるまで、基本的にずっと肉食です。

冬になると沢や渓流の近くで冬眠し、2月頃に目覚めてすぐに繁殖を開始。水中の岩の下などにバナナ形の卵嚢を産みつけます。

卵は春になると孵化し、その年の秋頃には成体になります。気候や餌の量によっては、幼生のまま冬を越すこともあるようです。

この辺りの臨機応変さが、生息域を広げた秘訣なのかもしれません。

ヒダサンショウウオの販売値段について

ヒダサンショウウオは、8000円前後で取り引きされています。

本州に広く分布する種にしてはなかなかいい値段ですが、これは彼らが直面している大きな問題が影響しています。

急速な開発により、日本の清流の多くは失われました。それは清流を住処とするサンショウウオにとって深刻な打撃となったのです。

ヒダサンショウウオも例外ではなく、各地で個体数が激減し、現在は環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されています。

絶滅が危惧される地域では一切の捕獲が禁じられており、入手難易度は意外と高めです。

それが金額に反映された結果が、先ほどの値段という次第になります。

ヒダサンショウウオの飼育は可能?

ヒダサンショウウオの個体数は減少しつつありますが、今ならまだ飼育可能です。

ただし、地域によっては絶滅危惧種や天然記念物に指定され。捕獲や売買が許されていないこともあります。

飼育を検討されている方は、お住いの都道府県の情報をよく調べた上で、採取地が明確な個体を購入するよう心がけましょう。

まとめ

・ヒダサンショウウオは、最初の標本が飛騨で採取されたことから命名された日本固有種

・ヒダサンショウウオは、その名に反して関東以西の本州一帯に広く分布している

・ヒダサンショウウオは準絶滅危惧種で、8000円ほどで売買されている

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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