トックリバチの毒性や危険性は?刺されたときの対処法を解説

スズメバチやアシナガバチなど、日本においてハチは最も危険な生き物と言っても過言ではないでしょう。

ハチに刺されたことによって死亡者が出ることもあります。

トックリバチはどうなのでしょうか。

特徴的な巣を作ることで知られるトックリバチですが、どの毒性や危険性はどれほどなのでしょうか?

刺された時はどうすれば良いのでしょう。

トックリバチの毒性や刺された時の症状、対処法などについて解説します。

目次

トックリバチの毒性

トックリバチは昆虫綱膜翅目スズメバチ科に属している、日本の広い範囲に生息する狩人バチの1種になります。

狩人バチとはメスがクモなどの他の虫を針で麻痺させ生きたまま持ち帰り、幼虫はその虫を食べて育つという習性を持つハチのことです。

体長10~15mm程度とやや小柄なハチで、黒い体に黄色の横縞模様があり、胸に1対の黄色い斑点模様があるのが特徴になります。

スズメバチ科というからさぞ凶悪なのかと思いきや、人を刺すことは滅多にない大人しい性格のハチです。

むしろ家庭菜園などの植物に付く芋虫を食べてくれるありがたい存在なのではないでしょうか。

ハチというと大量の群れで生活するイメージがあるかもしれませんが、トックリバチは基本的に単独で行動します。

泥を使って作る徳利のような形の特徴的な巣も30~40mm程度と小さなものになるそうです。

活動時期は6~10月となっており、冬になる前に巣を作りその中に餌となる虫と共に卵を産みます。

冬の間に孵化した幼虫が餌を食べながら成長し、春になると成虫となって出てくるそうです。

そんなトックリバチの毒性ですが、精々虫を麻痺させ動けなくさせる程度の弱いものだと言われています。

なお、毒針を持っているのはメスのみだそうです。

トックリバチの毒の成分と危険性

[ad#co-1]

トックリバチの毒の成分は、痒みや痛みを引き起こすヒスタミンが多く含まれていることが判明しています。

万が一刺されたとしても多くの場合命の危険に晒されることはありませんが、アレルギー反応を起こすこともあるので念のためその場で出来る処置をした後病院へ行くことをおすすめします。

トックリバチに刺された時の症状

トックリバチに刺されると、痒みや痛みと言った症状が起こります。

先ほども述べましたが命に関わることになることはほとんどない為、刺されたとしても落ち着いて対応しましょう。

トックリバチに刺された時の対処法

それではトックリバチに刺された時はどのように対処すれば良いのでしょう。

まず刺された個所をきれいな水で洗浄し、針が残っている場合はピンセットなどで慎重に抜きます。

次に爪などで患部を圧迫し毒を搾り出しましょう。

毒は水溶性なので流水につけながらやると効果的です。

ボイズンリムーバーがあればそれを使用してください。

毒を出したら抗ヒスタミン剤を含む薬を塗り、濡らしたタオルなどで冷やしておくと良いでしょう。

まとめ

・トックリバチには他の虫を麻痺させる程度の毒性がある

・トックリバチに刺されたとしても命の危険が及ぶ可能性は低い

・刺されると腫れや痛みといった症状が出る

・対処療法として刺された場合は水で洗い流すなど落ち着いて対応するべし

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

[ad#co-1]

生き物好きの方にシェアしてこの情報を届けませんか?
記事が参考になったという方は
FBなどで「いいね!」もお願いします^^!






よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次
閉じる