公園や草木が生えている場所などでたまに目にする茶色い塊。
カマキリの卵は意外と身近なところに産卵されていますよね!
私の家は藪の近くにあるためよく家の外壁にカマキリの卵がついていることがあります。笑
生まれてからもずっと卵(卵鞘)は残っています。
今回はいつ頃孵化して子供が生まれるのか時期や日数などについて深掘りしていきます。
カマキリの卵が孵化する時期はいつ?
カマキリは交尾を終えると秋ごろに卵鞘を産み始めます。
卵鞘は卵と同時に分泌される粘液が泡立つことで形成されます!
その卵の作りが良く出来ていて卵鞘の内部は気泡に包まれていて外部からの衝撃を防いでくれる上に断熱効果があります。
よく考えられて出来ていますよね…!
メスはこの卵鞘を一生涯に数個産む種類が多いです。
そして卵のまま冬を越して4月から5月春になると孵化が始まります!
このとき一つの卵からは数百匹の幼虫が出てきます。
生まれたばかりのときは前幼虫といって殻を破って1回目の脱皮をすることで幼虫になります。
しかし、生まれてきた子どもたちの中で成虫になれるのはほんの一握りなので厳しい世界ですね。
カマキリの寿命についてはこちら
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カマキリの卵が孵化するのに掛かる日数は?
基本的には先程紹介したようにカマキリの子供達は4月、5月と春になってから孵化して出てきます。
しかし、9月に産卵された卵から10月に前幼虫が出てくることも珍しくはありません!
卵の中で前幼虫まで育つには1ヶ月もあれば十分だと言われています。
孵化するかどうかについては外気温が大きく関わっているそうです。
産卵した時期が早く、まだ暖かい場合はそのまま幼虫が出てきてしまうことがあるようです。
問題なのは早くに生まれてきてしまうと気温とエサ不足によって子供達は死んでしまいます。
子供が春に孵化できるかどうかは親カマキリが卵を産むタイミングにかかっていると言われています。
多くの場合は1ヶ月くらいで前幼虫の状態になっているけれども外気温が寒いことから卵鞘の中で冬眠しているようです。
そのため飼育下で暖かくしていれば産卵後1ヶ月後には孵化するところを観察することもできます!
また、これは私自身の経験なのですがカマキリの卵は栄養があるのかネズミにかじられた卵鞘を見たことがあります。
驚きだったのは鶏の卵と同じように黄身があるのか黄色い液体が卵鞘に滲んでいました…。
それに卵の中は網目状になっていてそれぞれに部屋があるように見えて面白い構造をしていましたね。
卵一つとってみても非常に勉強になります
もしもカマキリの孵化を観たい場合は卵を持ち帰って観察してみるといいですね!
ただ、その場合はしっかりと飼育する必要があります。
幼虫の飼育についてはこちら
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まとめ
・カマキリは4月、5月の春の時期に卵から前幼虫が孵化する
・孵化をできるようになるのは1ヶ月もあれば十分で、春に孵化するのは冬を越すために卵鞘の中に待機している
・無事孵化することができるかどうかは親カマキリの産卵時期に左右される
最後まで読んでくれた方、
ありがとうございました!
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