『カブトムシ』というとすぐに思い描くのが、1本の立派な角と小さな角が1本生えている種類ですね!
他に種類を上げるとなると外国産のヘラクレスオオカブトなどが出てくる人は多いのではないでしょうか…。
実は日本には普通のカブトムシ以外にも種類があります!
ただ、地味な上にあまり見られないことからそれほど一般的に知られてはいません。
今回は日本に生息するカブトムシの種類について紹介していきます!
日本に在来するカブトムシの種類は?
世界レベルで見ればカブトムシは1000種類以上もいますが、日本で採集することのできる種類はクワガタに比べると少ないです。
日本にいるカブトムシは本土にはカブトムシとコカブトムシの2種類、南西諸島にはその亜種とサイカブトなどが生息しています。
それぞれの種類について見ていきましょう!
ヤマトカブトムシ(カブトムシ)
最も一般的に見ることのできるカブトムシですね!
ほとんどの方は日本のカブトムシというとこの種類しか知らないと思います。
カブトムシの亜種には以下のような種類がいます。
・クメジマカブト
・ツチヤカブト
飼育されていた本土産ヤマトカブトムシが沖縄に逃げて定着していまったことから亜種の絶滅が危惧されています。
関連記事:カブトムシ成虫の寿命はどれくらい?オスとメスの最長記録は?
コカブトムシ
あまり知られていないカブトムシですが、コカブトムシは日本のほぼ全域に分布しています!
そう言われると簡単に観察出来そうに聞こえますが、一般的ではない理由は個体密度も低くて個体数も多くないことから見つけることが難しいです。
大きさは18-26mmとヤマトカブトムシと比べると小さいです。
奄美大島と沖縄本島には亜種が生息しています。
・オキナワコカブトムシ
また、コカブトムシの面白い生態は樹液などに集まるのではなく、他の昆虫の幼虫や死骸を食べる肉食昆虫ということです!
私もコカブトムシは一度しか見たことがありません。
夕方に犬の散歩をしていたときに路上を歩いているところを偶然見かけたことがあります!
カブトムシが採れる雑木林に面した道だったので『生息はしているけど見つけることができていなかっただけ』なのだと思いましたね…。
関連記事:コカブトムシの採集と飼育方法は?販売値段はどれくらい?
サイカブト(タイワンカブト)
サイカブトは日本で沖縄県など南西諸島を中心に生息するカブトムシです。
日本には農業植物の移動で広く分布を広げたと考えられており、サイカブトは台湾から物資に紛れて石垣島に上陸した最初だと言われています!
現在は南西諸島全域で定着して自然繁殖しています。
私も奄美大島に訪れた際に捕まえたことがあり、すでに南九州には上陸しているという報告もあるようですね…。
他にも日本には大東諸島に『ヒサマツサイカブト』というタイワンカブトよりも二回り大きい種類がいるそうです!
クロマルコガネ(クロマルカブト)
さらにカブトムシ?の仲間であるとされる『クロマルコガネ』という種類がいます。
非常に小さなカブトムシで大きさは12mm~17mm程度です。
角は無いのですがカブトムシの仲間とされています。
疑問に思う人も多いようですが、甲虫の仲間の分類に関して基準が難しいです…。
カブトムシ亜科に含まれるものは総称として『カブトムシ』と言われることから、この種類もカブトムシの仲間に入れられています!
結局日本のカブトムシは何種類?
今まで紹介してきた通り、大きい括りとして『カブトムシ亜科の仲間をカブトムシとする』と日本には4種類(亜種を除く)のカブトムシがいることになります。
・コカブトムシ
・サイカブト(タイワンカブト)
・クロマルコガネ
本土で身近に見られるカブトムシは『ヤマトカブトムシ』だけですが、やはり見た目も一番特徴的でカッコいいですね。
個人的にはコカブトムシが一番好きです。笑
他のカブトムシは中々観察することが難しいですが、沖縄などの南西諸島に行く機会がある場合は探してみるのも良いかもしれません!
まとめ
・コカブトムシは肉食で日本全国に分布するカブトムシ
・サイカブトは台湾などから入ってきた移入種
・日本にいるカブトムシは大きな括りとして4種類(亜種を除く)のみ!
最後まで読んでくれた方、
ありがとうございました!
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