カタツムリとナメクジの違いは?殻を取ったらどうなるの?

カタツムリとナメクジの違いは?と聞かれると意外と答えられないですよね。

中にはカタツムリがなくなったらナメクジになると思っている人もいるんではないでしょうか?

今回はカタツムリとナメクジの違いについて深掘りしていきたいと思います。

目次

カタツムリとナメクジの違い

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実は『カタツムリ』も『ナメクジ』という名前は曖昧なことばで特定の生き物を指すことではありません。

ものすごくざっくりしていますが陸貝のうち殻のあるものを『カタツムリ』と呼んで、殻のないものを『ナメクジ』と言います!

少しマニアックな話ですが日本で一般的にカタツムリと呼ばれる種類のものは『オナジマイマイ科』や『ニッポンマイマイ科』という仲間が代表的なカタツムリです。

一応殻は無いもののナメクジも『陸貝』でその中でも巻き貝の仲間になります!

なのでカタツムリもナメクジも同じ陸貝の仲間で違いは『殻があるかないか』です。

ただ認識としてよく間違っているのはナメクジが殻を持つ進化をしてカタツムリになったという考え方です。

実は逆でナメクジが殻を持ってカタツムリになったのではなく、カタツムリの殻が退化してナメクジになっています。

これは海にいる生き物の『ウミウシ』でも同じことです!

ウミウシも巻き貝の仲間なのですが貝殻が縮小、退化、埋没などして殻を失ったものを『ウミウシ』と言います。

そのため英語だとウミウシはSea Slug(ウミナメクジ)と呼ばれています。

まとめると違いは殻があるかないかだが、ナメクジはカタツムリが退化した陸貝ということになります!

貝殻がないのに陸貝でかつ巻き貝の仲間だと言うのは少し変ですが、生物の面白い部分でもありますね!

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カタツムリの殻を取ったらどうなる?

中にはカタツムリの殻を取ってしまえばナメクジになるのでは?という思う人も居ると思いますが、そんなことはありません。

カタツムリは殻を取られてしまうと死んでしまいます…。

なぜならカタツムリにとって殻は体の一部で中には内蔵が入っているからです。

じゃあナメクジはどうなんだ?と思うのが自然ですが、ナメクジはあの体の中に内蔵などが入っています。

ウミウシもそうですが、ナメクジも殻が元々あってそれが体内に埋まってしまったり、消失したり、小さくなったりした仲間です。

ナメクジの仲間の中には殻はないですが体の中に小さな殻がある種類もいるんです!

考えられる殻をなくすメリットには『動きやすい』『狭い場所も入れる』などですがナメクジがなぜ殻をなくすのかについては理由がよくわかっていません。

まとめ

・カタツムリもナメクジも同じ陸貝の仲間で違いは殻があるかないか

・ナメクジはカタツムリが殻をなくす退化(進化)をした生き物

・カタツムリの殻は体の一部で内蔵などが入っている

・ナメクジの中には小さな殻が体に埋まっているものもいて内蔵は体のなかにある

最後まで読んでくれた方、
ありがとうございました!

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