カタツムリの寄生虫は人間にも寄生する?日本でも死亡被害はある?

カタツムリは梅雨の時期によく見られる生き物ですね!

動きもゆっくりしていて可愛らしく季節を感じさせてくれますね。

そんなカタツムリには人間にとっても危険な寄生虫を保有している可能性があります…。

今回はカタツムリ寄生虫日本での被害事例についても紹介していきます。

目次

カタツムリの寄生虫は危険?人間にも寄生する?

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『種類にもよる』という部分は非常に大きいですが、カタツムリやナメクジなどの陸生の貝や淡水性の巻き貝は広東住血線虫などの線虫類の寄生虫を保有している可能性があります。

特に沖縄などに外来種として入ってきてしまっているアフリカマイマイスクミリンゴガイなどは広東住血線虫の中間宿主になるので寄生されている可能性が高いです…。

広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)は本来最終的にはネズミに寄生する寄生虫なのですが、人間にも寄生することができます。

人が寄生されてしまった場合は中枢神経に移動し、肉芽腫形成、好酸球性脳脊髄膜炎を引き起こします。

寄生される経路は中間宿主などに汚染された食品を食べることによって体内に侵入されて感染するそうです。

関連記事:カタツムリの飼育や飼い方は?注意すべき点は危険な寄生虫?

日本でカタツムリの寄生虫によって起きた死亡被害例

日本での死亡例は2000年に7歳の女の子が広東住血線虫による髄膜脳炎によって死亡しています…。

他にも沖縄県では死亡にまでは至ってないですが、広東住血線虫症になっている人の例が多く確認されています。

広東住血線虫症の潜伏期間は約2週間で頭痛や発熱が2~4週間ほど続きます。

ただ、これによって死亡する例は珍しいらしく多数寄生されてしまったことが原因だと考えられています。

この広東住血線虫症の予防方法に関してはアフリカマイマイやナメクジ類には触らないようにすることと、ナメクジなどがつく可能性のある生野菜はしっかりと洗うことが大切です。

普段見かけるようなカタツムリでこのようなことになった例はないようです。

しかし、同じ陸貝の仲間なので何かしらの線虫類の寄生されている可能性はゼロと言えないので触った場合には必ず手を洗うことが大切ですね!

沖縄での症例が非常に多かったですが、本土にもこれの中間宿主になる『チャコウラナメクジ』という種類のナメクジがいるので注意が必要です。

特に子供と一緒にカタツムリの飼育などを実践する場合には『万が一』ということもあるので手洗いなどは徹底し、予防策はしっかりと行っておいた方が良いでしょう!

まとめ

・カタツムリの寄生虫は種類によっては人間にも寄生することがある

・日本でも沖縄で広東住血線虫という寄生虫が引き起こす髄膜脳炎で死亡した例が報告されている

・感染経路は主にカタツムリやナメクジによって汚染された食品を食べることで感染する

最後まで読んでくれた方、
ありがとうございました!

関連記事:カタツムリとナメクジの違いは?殻を取ったらどうなるの?

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