コモドドラゴンの歯には毒がある?人食いで天敵がいないって本当?

コモドドラゴンはインドネシアの島に生息するオオトカゲです。

世界でも最大級のトカゲにも関わらず非常に動きが早く、芸人のイモトアヤコが戦わされてましたね。笑

さらには毒を持っていて人ですら食べてしまうとか…。

今回はそのコモドドラゴン生態などについて深掘りしていきます!

目次

コモドドラゴンの生態

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正式な和名はコモドオオトカゲですがコモドドラゴンと呼ばれることの方が多いですね。

最大全長は313cmと非常に大きく、最大体重も166kgにもなります。

数万年前まではこの地域に高さ150cm以上にもなるゾウが生息していたため、それらを狩って捕食するのに大型化したと考えられています。

胴は太くがっしりした体型ですが、頭が小さく細長いのが特徴です

また、単為生殖する唯一のトカゲとして一躍有名にもなった種類のトカゲですね。

コモドドラゴンの生息域

コモドドラゴンはサバンナや比較的乾燥した落葉樹林などの生息しています。

幼体に関して言えば樹上生活をする傾向が強いみたいです。

樹上生活をするのは恐らく鳥類やコウモリ、サルなど動物を捕食するためだと考えられます。

ただ、余程大きくなりすぎてしまった個体以外は幼体でなくても木に登ることもあるそうです。

さらには水中を長距離泳ぐこともでき、潜水した事例もあります。

まさに水陸両用の怪物ですね…。

中型の個体は主に樹洞や樹皮の下を巣穴として利用し、大きな個体は地表の穴を巣穴として利用するようになります。

ただ、150cm以上にもなると自然に出来た穴では体が収まらないので自分で掘ったり、イノシシが使っていた巣穴を利用するそうです。

コモドドラゴンの食生

コモドドラゴンが主に食べるのはイノシシやシカ、野生化したスイギュウ、ヤギなどのウシ科の大型哺乳類を食べます。

ゾウを食べるために大型化したと言われるだけあって食べる相手もでかいですね…。

ただ、げっ歯類やコウモリ、ジャコウネコ、サルなどの中型哺乳類、鳥やその卵、ヘビにウミガメ、動物の死骸など何でも食べてしまします。

幼体は樹上生活を送ることから昆虫やヤモリなどを食べるそうですね!

いかつい見た目をしていますが、捕食方法は意外にも慎重派で茂みで待ち伏せして通り掛かった獲物を捕食します。

コモドドラゴンの毒

コモドドラゴンの口の中には口内の食べ残しを栄養にする腐敗菌がいるとされています。

そのため、噛まれた獲物は敗血症(感染に対する制御不能な生体反応に起因する、命を脅かすような臓器障害)を起こして死亡すると言われていました。

つまり死亡する原因は毒ではなく、口の中の細菌が原因だと考えられていたということですね。

しかし、これらの説は誤りでコモドドラゴンは毒を持っていたことが新たにわかっています。

その毒はヘモトキシンといって血液凝固を阻害して失血によるショック状態を引き起こすものです。

毒はノコギリ状の歯の間にある複数の毒管から流れるようです。

さらに歯で噛むこと自体が殺傷能力があるので恐ろしい代物ですよね…。

人食いトカゲで天敵はいないの?

過去には成人男性が襲われて食べられてしまった事例もあります…。

まさに食物連鎖の頂点に君臨する生き物なので天敵という天敵はいません。

ただ、コモドドラゴンは獲物の減少によって生息数はかなり減っています。

以前生息していた島では人が狩猟で餌となるシカを狩り尽くしたことで絶滅しています。

唯一コモドドラゴンを捕食するのは同じくコモドドラゴンです。

増えすぎると餌がなくなってしまうので当然と言えば当然なのかもしれません。

ただ、コモドドラゴンの絶滅には人間が大きく関わっています…。

まとめ

・コモドドラゴンはインドネシアの島に生息する大型のトカゲ

・コモドドラゴンの歯から分泌される毒は血液凝固を妨げ、獲物を失血させる

・天敵はいないが食物連鎖の頂点にいるため食べる餌がなくなると共食いをする

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