夏場何気なく歩いていると見かけるナナフシですが、意外なことにカブトムシやクワガタのように飼育を楽しんでいる方も中にはいるんです。
こういった種類の生き物は餌で何を与えていいかわからないという点が課題になります。
今回はナナフシの餌になる食べ物について深掘りしていきます。
ナナフシの餌や食べ物は何?
すべてのナナフシに共通することは、どの種類も『植物食』であるということです。
種類によっては特定の植物しか食べないものもいますが、多くのナナフシはサクラなどのバラ科の植物、クヌギやコナラの葉を食べます。
特に身近にいるエダナナフシやナナフシモドキはなんかはその代表例ですね。
実際に私もエダナナフシやナナフシモドキを採集した場所はカブトムシやクワガタがよく採れるクヌギやコナラが多く生える雑木林でした。
他にも街路樹でサクラが植えられている場所はよく目にしましたね!
幼虫も成虫も主に植物の葉を食べますが、幼虫から飼育する場合は柔らかくて食べやすい葉の種類か新芽の葉を与えるようにした方がよいでしょう。
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ナナフシが食べる植物の種類を解説
それぞれの植物についてですが、餌として用いる植物の種類がわかってからは調達する必要があります。
こちらでは野外でも手に入るものから園芸用で販売されているものも紹介していきます。
【クヌギ】
クヌギは樹高15-20mほどの高さの木なので葉を調達するためには比較的背の小さい若い木を探す必要があります。
樹皮は灰褐色でコルク状で縦に割れ目が入るのが特徴です。
葉っぱは長楕円形で周囲には鋭い鋸歯が並んでいます。
水差しにいれてエサとして用いれば枯れにくいです。
【コナラ】
コナラもクヌギと同じく樹高が15m程度。
樹皮はクヌギよりも灰色が強く、縦に裂け目が入るのが特徴です。
コナラの葉っぱや楕円形で縁が尖っています。
【バラ・ミニバラ】
葉が柔らかいので幼虫から飼育する場合は非常にオススメです!
園芸植物なので時期問わずに販売しているので冬季の間もエサに困りません。
【サクラ】
葉が丈夫なので水差ししてエサとして与えれば長持ちします。
仮に採取する際は枝など折らずに数枚の葉にとどめておきましょう!
今は場合によってはサクラも枝で販売されていることもあるので、それを購入するという手もあります。
【ウメ】
ウメもサクラと同様に葉が丈夫なので長持ちしやすいです。
これらのようにナナフシが食草とする植物が複数あるので、飼育する場合は色々と試してみるのも良いでしょう。
中にはスーパーで販売されているような野菜も食べさせることができたという飼育経験のある方もいるので面白いですね!
個人的にはナナフシを捕まえた場所に生えているエサとなるような種類の葉を確認しておくと確実です。
まとめ
・すべての種類のナナフシは主に植物を食べる種類
・特定の決まった植物を食べるナナフシは少なく、複数の種類を食草にしている
・ナナフシは主にコナラ・クヌギやバラ科の植物を食草としている
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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