サソリはとても有名な奇虫ですが、サソリモドキを知っている人は少ないと思います。
サソリモドキという名前の通りサソリのような毒針は持っておらず、細いムチ状の尾を持っている不思議な虫です。
世界三大奇虫のうちの1種類ですが、本種は日本でも一部の地域で観察することができます!
最近ではエキゾチックアニマルとして飼育する人も増えてきていますね。
今回はサソリモドキの生態や販売値段について深掘りしていきます。
サソリモドキの生態
サソリモドキは日本ではメジャーではないですが、ヨーロッパ・オーストラリア以外の大陸に幅広く生息する虫です。
サソリとは特徴がやや異なり、腹部の後端には細い紐上の尾を持っています。
この尾の部分がムチに見えることから別名ムチサソリとも言うそうです!
捕食についてはサソリと同様に1対の鋏角を持っており、これで獲物を捕まえます。
サソリモドキは日本に生息する
世界には何種類物サソリモドキがおり、日本には八重山諸島にタイワンサソリモドキ、八丈島・九州南部から沖縄にアマミサソリモドキが生息しています。
私は両方共観察したことがあるのですが、どちらも大きな石や倒木をひっくり返すと簡単に見つけることができます^^
湿った暗い場所を好むので山や藪、山道で探すことをオススメします。
サソリモドキの天敵
サソリモドキの天敵はアカテガニなどの甲殻類、イソヒヨドリやシギ・チドリなどの鳥類です。
また、飼育時は餌を与えすぎるとコナダニが発生して、呼吸をする気門が塞がれて死んでしまうなどという事例もあります。
外殻があって硬そうですが傷つきやすいく、意外にもデリケートです^^;
飼育する際には衛生環境に注意しながら丁寧に扱うことが推奨されています。
サソリモドキには毒がある?
サソリには毒があることが有名ですが、サソリモドキは毒を持っていません。
しかし、サソリモドキは別の物質を紐状の部位から噴出します。
それは『酢酸・カプリル酸の混合物』という物質で非常に臭いです。
これが噴出されるとお酢のような臭いがし、皮膚や目に入ると火傷のような症状がでることもあります。
なので飼育したり、捕まえる場合は取扱い注意です^^;
サソリモドキの販売値段
サソリモドキは生息する場所にいけば捕獲が容易であり、需要がないので1000円程度の値段で入手することが可能です。
オークションなどで出品されていることもあるので比較的すぐに手に入ります。
飼育する際は湿度を保つことが非常に重要になります。
まとめ
・サソリモドキは日本にも生息しており、沖縄や八重山諸島で簡単に観察可能
・サソリモドキは毒はないが強烈な臭いのする物質を噴出する
・値段は1匹1000円程度で購入可能・オークションなどにもよく出回る
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