トンボというと小学生の頃にプールでヤゴを獲って成虫のトンボになるまで面倒を見るという経験を多くの方がしているのではないでしょうか。
トンボを自然に放してからその後どうしているのか。
どれくらいの期間生きて、どんな生活をしているかなど今回はトンボの寿命について深掘りしていきます。
ヤゴから成虫に成長するまでの期間は?
トンボは『卵-幼虫-成虫』という成長段階を経る不完全変態の昆虫です。
面白いのは幼虫の時期はお腹にエラをもっていて、淡水の水中で過ごします。
いわゆる『ヤゴ』というやつですね!
面白いのはトンボの種類に関わらず全て『ヤゴ』と呼びます。
トンボがどのような生活環をしているかについてですが、トンボは基本的に秋から冬にかけて卵を産みます。
その卵は春頃には孵って6月から7月にかけて成虫のトンボへと羽化します。
種類にもよりますが、ウズバキトンボのような種類は1ヶ月程度でヤゴから成虫になります。
反対にオニヤンマなどはヤゴ(幼虫)の期間を数年経て、成虫になります。
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成虫の寿命はどれくらい?
セミなんかは成虫でいられる期間が短いとよく言われますが、実はトンボも成虫の期間は比較的短いです…。
多くのトンボは成虫になってからは冬になるまでの数ヶ月しか生きられません。
そのため、ほとんどのトンボの成虫の寿命は数ヶ月、30~50日程度だと言われています。
中には変わった種類もおり、オツネントンボとホソミオツネントンボは名前の通り、成虫のまま寒い冬と年を越します。
オツネンは『越年』と書きます。かなり変わり種なトンボですね!
オツネントンボとホソミオツネントンボの成虫の寿命は9~10ヶ月と普通のトンボに比べ、かなり長いのが特徴的です。
これらのことからわかるように基本的には多くのトンボは1シーズンで寿命を全うします。
人と比べると短い生涯ですが、その生活サイクルでずっと子孫を残せているというのは生き残りの戦略としては優れているのだと思います。
まとめ
・トンボは『卵-幼虫-成虫』という不完全変態を経てヤゴからトンボへ成長する
・ほとんどの種類はヤゴでいる時期はかなり短いが、大型の種類は数年間幼虫でいるものもいる
・成虫の寿命は約30~50日程度で、特殊な種類は年を越して10ヶ月近く生きるものもいる
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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