ウンピョウの生態と性格は?野生で見られる生息地はどこ?

ウンピョウという動物をご存知でしょうか。

漢字で書くと「雲豹」、その字の表す通りヒョウに似た姿と、雲のように美しい模様の毛並みを持つ動物です。

その名と姿からヒョウの仲間だと思われがちですが、分類上はネコ科の他のグループに属しています。

見た目の美しいウンピョウですが、肉食獣であることは間違いありません。いったい自然界ではどんな生活をしているのでしょうか。

今回はウンピョウの生態と性格、野生で見られる生息地について解説していきます。

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ウンピョウの生態

ウンピョウは哺乳類ネコ目(食肉目)ネコ科ウンピョウ属の動物です。

ネコ属とヒョウ属の中間に位置する動物で、ウンピョウ属には他に分類されている動物がいないため、ウンピョウ一種のみをもって構成されています。

体長は60cmから100cm。

胴が長くて足は短い、胴長な体形をしています。ネコ科の動物の中でも特に犬歯が長く、顎はがっしりとしています。

胴体の色は暗い灰色から黄褐色で、雲形の大きな斑が不規則に並んでいます。

腹部の毛は白く、尾は体長と同じくらい長くリング状の斑模様がついています。

 

ウンピョウはネコ科の動物ですが、吼えることが出来ません。

これは舌の構造によるもので、舌を動かす時に重要な舌骨がしっかりと固定されているためです。

群れは作らず、繁殖期以外は単独で行動します。狩りの時はヒョウのように樹上で待ち構え、下を通りかかった獲物に飛び掛かる方法を得意技にしています。

しかし地上でスイギュウの子供を襲うことや、水の中に飛び込んで魚を捕まえたりすることもあり、獲物によって狩りの手法を変えているのではないかと考えられています。

 

野生での繁殖の詳細は研究が進んでおらず、解明されていません。

地域差もあるようですが、獲物の豊富な熱帯では年間を通じて繁殖が可能だと言われています。

生まれた子供は4~5ヶ月で離乳し、10ヶ月を過ぎる頃になると独り立ちします。

繁殖は二歳くらいから可能です。

野生での寿命は10年ほど。

人間の飼育下であれば、17年生きた個体の例があるようです。

ウンピョウの性格

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ウンピョウは肉食獣ではありますが、非常に臆病な性格の動物です。

彼らの生息地にはトラなどのより強力な肉食獣が暮らしており、ウンピョウはそういった動物との遭遇を避けようと慎重に生活しています。

夜行性と言われる一方で昼間に活動する姿が目撃されているのも、地域によって警戒すべき相手が異なるため、生活スタイルそのものを変えているからだと考えられています。

人間と会うことすら稀ですし、よほど追い詰めなければ彼らの方から逃げていきます。

その名と体の模様が示す通り、まさに“雲隠れ”してしまうのです。

野生のウンピョウがいる生息地

ウンピョウはインド北東部からネパール、ブータンなどのヒマラヤ高原、ミャンマーからベトナム、マレー半島などの東南アジアと中国南部に広く分布しています。

主に森林地帯で生活しているのですが、草地や熱帯林、沿岸の広葉樹林、標高2000m以上の高地などにも生息しています。

 

森林さえあれば場所を選ばず生きていけるウンピョウですが、残念ながらその個体数は減少の一途を辿っています。

その毛皮を目的とした乱獲や、近年では農地開発などによる森林破壊で生息地が奪われ、台湾や海南島の個体は絶滅。ボルネオでも姿を消しつつあります。

現在は絶滅危惧種に指定されています。この美しい獣を守るため、早急な保護活動が必要です。

まとめ

・ウンピョウは雲のような模様の毛を持つ、ネコ科の肉食動物。

・ウンピョウは多彩な狩りの技を持ち、臆病な性格で人前には滅多に姿を見せない

・ウンピョウは東南アジアから中国南部にかけて広く分布する絶滅危惧種

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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