家畜として飼育されているブタはイノシシを家畜化させた動物です。
人がブタを家畜として利用している歴史は古く、8000年以上前からブタを家畜としていました。
そんなブタが野生化するとイノブタになるとかイノシシになるとか言われていますが、実際のところどうなのでしょうか…。
今回はブタが野生化するとイノシシになるのか、また生息場所や生活はどうしているのかについて深掘りしていきます。
ブタが野生化するとイノシシになるの?
冒頭でも説明したようにブタはイノシシを家畜化した動物です。
そのため、ブタが野生で生息することはありません。
もしも、野外でブタがいた場合は家畜だったブタが逃げ出して野生化したものだと考えられます。
よく『野ブタ』なんて呼ばれ方をしていますね。
野生化すると全身に剛毛が生えて牙が伸び始めてイノシシに先祖返りすることもあると言われています。
家畜のブタも本来は牙があるのですが、安全性のために牙を切っているそうです。
逃げ出したブタとイノシシとの混血個体をイノブタなんて呼び方をします。
そのため、野生化するとイノシシになるというのは正しいと言えば正しいでしょう。
野生化したブタの生息地は?生活はどうしているの?
野生化していないブタも生物としての特徴はイノシシと変わりません。
イノシシと同様に土の中にいる虫や植物の根っこや球根を掘り返して食べます。
また、ブタは生命力が非常に強いため荒れた環境でも飼育ができます。
その強い生命力があるからこそ野生でもそのまま生きていけるんでしょうね…。
野生化したブタが生息してしまっている地域で有名なのは東日本大震災後の避難区域です。
家畜だったブタとイノシシが交配してイノブタが増えてしまっているそうですね。
特にその中でも富岡町ではすでに数百頭のイノブタが生息していると言われています。
家畜化されたブタの繁殖力が大きく影響しているのではないかと思いますね…。
改めて生物の適応能力には驚かれます。
まとめ
・野生のブタは存在しないが、ブタが野生化してイノシシに先祖返りすることはある
・ブタとイノシシの混血個体をイノブタと呼ぶ
・ブタも野生化するとイノシシと同様に土の中にいる虫や植物の根っこを食べて生活している
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