日本にいるアリは危険性が高い種類はいませんが、世界に目を向けると危険なアリは数多く存在します。
しかし、最近ヒアリというアリが貨物の中に入っており、日本で発見されたというニュースがありましたね。
そんなの中でも軍隊アリは最強の生物とも言われている生き物です…
それに人間を白骨化させることもあるとか…^^;
今回は軍隊アリの生態や天敵、危険性などについて深堀していきます。
軍隊アリとは?
グンタイアリとは、アリの仲間の内でも「グンタイアリ属Ecitonなど7属」
- サスライアリ属
- ヒメサスライアリ属
- ヒトフシグンタイアリ属
- ヒメグンタイアリ属
- ショウヨウアリ属
- マルセグンタイアリ属
- グンタイアリ属
上記、7属のアリの総称です。
軍隊アリの生態
一般的に見かけるアリとは異なる習性として、巣を作らずに軍隊のように隊列を組んで前進する。
標的とした獲物を集団で襲いかかるという習性を持っています。
その一連の行動か「グンタイアリ」という名称がついたと言えますね。
軍隊アリの特徴として女王アリ、雄アリ、働きアリという階級のほかに働きアリが4種類の役職に分類されています。
- メジャー:軍隊の隊列を見守る
- サブメジャー:捕まえた獲物を運ぶ
- ミディアム:狩りをする
- マイナー:橋を作る
大きいものからメジャー、より小さいものはマイナーに分類されます。
橋を作ることに疑問に思う方もいるかもしれませんが、これも立派な役職です。
軍隊アリは決まった巣を持たずに日々行進しながら獲物をとって生活しているため、どうしても一匹では進めない場所がでてきます。
そこでマイナーが何匹も集まって橋になることにより、軍隊全体が新しい場所に進むことができるのです。
そして、軍隊アリの最強といわれる由縁は非常に獰猛で、群体と出会った生物を数万匹で一斉に攻撃する点にあります。
彼らは非常に発達した大顎や毒針を持っており、時にはゾウや人間にも襲い掛かるため、現地の人々に非常に恐れられています。
軍隊アリの生息地
軍隊アリの生息地は熱帯雨林地域です。
亜科ごとに生息地が異なります。
- グンタイアリ亜科:南北アメリカ大陸
- サスライアリ亜科:中央アフリカ
- ヒメサスライアリ亜科:アジア
種類が違う軍隊アリがそれぞれの大陸・地域に生息しています。
日本にも軍隊アリの仲間が生息している
沖縄に生息するヒメサスライアリ。
アリを専門に捕食するアリ。
リュウキュウアメイロアリの巣を襲撃して奪った幼虫を持ち帰るところ。 pic.twitter.com/p7pCEWMbkB— AntRoom 島田拓 (@AntRoom_taku) November 9, 2021
日本にもヒメサスライアリとチャイロヒメサスライアリという種が沖縄本島や西表島に生息しています。
私自身西表島に行った際に探してみましたが、残念ながら見つけることはできませんでした。
軍隊アリの天敵:テキサスホソメクラヘビ
[ad#co-1]そんな軍隊アリにも数は少ないですが天敵がいます。
テキサスホソメクラヘビというヘビは体からアリが攻撃しない物質を出しているため軍隊アリからも攻撃されず、逆に軍隊アリを捕食するので天敵といえるでしょう。
テキサスホソメクラヘビは目が退化しており、ほとんど彼らも目が見えません。
軍隊アリに人間も白骨化されたことがある?
軍隊アリに襲われるとヤモリやヘビなどの動物は数時間で白骨化します。
動けなくした人を軍隊アリの歩いている場所に放置すると、1日で白骨化するそうです^^;
人間の大人でも一度かまれたら激痛が走ります。
例え逃げられたとしても大けがに繋がる可能性が高いです。
もしも、子供やすぐに逃げれないような人であれば、最悪の場合は死亡する可能性さえあります。
軍隊アリによる人間の死亡例
正常な状態の人であれば、アリを手で払ったり、その場から逃げることで死に至ることはありません。
ただ、軍隊アリに襲われたことが原因で起きた人間の死亡例はいくつかあります。
メキシコで起きた1歳の女児が母親にネグレクトをされてアリに食い殺されるという事件です。
赤ちゃんがアリに体中を噛まれた後に死亡しています。
また、ボリビアでは酔っ払って木下で眠っていた男性が死亡した状態で見つかった事例です。
無数の軍隊アリが体に群がっている状態で発見されています。
条件としては非常に限られたところでの死亡例ですが、人を殺すこともできるのは間違いありません。
軍隊アリは拷問に使われていた?
拷問の一つとして軍隊アリを使ったものがあります。
アフリカで犯罪を犯した人を軍隊アリの群れに襲わせるという拷問が行われた動画がネットに投稿されていました。
人を死に至らせることも可能が故に本当におぞましい拷問です…。
まとめ
・軍隊アリは通常のアリ同様、階級が分かれているほか、働きアリ内で4つの役職に分かれている
・テキサスホソメクラヘビは軍隊アリから攻撃を受けないため軍隊アリの天敵
・軍隊アリを使った人間が白骨化する程の拷問がある
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