クサガメは昔からゼニガメという名前で親しまれていた水亀ですね!
よく小さい子ガメが『ゼニガメ』として販売されていますが、これはクサガメのことを指します。
今回はクサガメの飼育方法や寿命、販売値段などについて紹介していきます。
クサガメの特徴
韓国や中国に生息するカメで日本には移入してきたカメだとされいます。
オスよりもメスが大きくなるカメで日本の個体は非常に大きくなると言われています!
『ゼニガメ』というのは元々は『イシガメ』の幼体を指す通称だったようですが、今では『クサガメの幼体』を『ゼニガメ』というのが一般的なようです。
甲羅には3つずつ筋状のキールがあるのが特徴的です!
また、オスは成体になると全体的に体が黒くなってきて模様が消えます。
メスも同じように体色が暗くなりますが、模様が消えることはあまりないようです。
クサガメは日光浴をするのが好きで食性は雑食です。
野生化では貝類や甲殻類などを食べており、基本的には水中で餌を採って生活しています
ペットとして流通していますが日本でも野生での生息数が激減しているカメです。
クサガメの飼育や飼い方は?
クサガメは非常に穏やかな性格のため人にもよく慣れます。
カメを飼育したことがない初心者でも飼いやすい部類の水亀です!
※水亀の中では飼いやすいですが、飼育にはそれなりに手間が掛かります。
飼育する上で大切になってくるのがエサやりと日光浴、水換えです。
飼育に必要なもの
■飼育ケース
飼育ケースは水槽やプラスチックケースなどを用います。
カメが成長することを考えて最初から大きめのものを使用するか、掃除などの手間を考えて成長に合わせて飼育ケースの大きさを変えていくなど自分が飼育しやすい方法で飼育ケースは選びましょう。
成体を飼うときは60cm水槽を利用している方が多いと思います。
■日光浴用の陸、浮島
カメは水の中で生息するイメージが強いかもしれませんが、クサガメは日光浴が好きなのでよく陸地にあがります。
これは主にカルシウムの吸収を促進するために行われています。
ビタミンDはカルシウム吸収を促進するのですが、紫外線によってプロフビタミンDをビタミンDに変換しているのです。
ビタミンDが不足してしまうとうまくカルシウムを吸収することができなくなってしまうので甲羅形成に影響がでます。
他にも日光浴には体温調整や病気予防にもなるのでカメにとっては非常に重要になります。
陸を作る際には砂利などを盛り上げて作るか、大きな石、レンガなども利用できます。
市販でもカメ用の浮島が販売されているので好みのものを使うようにしましょう。
■バスキングライト
バスキングライトは直射日光の変わりとなるライトです。
日光浴の変わりに陸場に光を当てて甲羅を乾かしたり、体温を暖められるような場所を作るために用います。
光を照射するホットスポットの温度は30~35度位になるようにしましょう。
■ヒーター
カメも爬虫類なので変温動物です。
水温が下がれば餌の消化が悪くなったり、食欲がなくなってしまいます。
ヒーターなどを用いて水温は20~26℃程度を維持するようにしましょう。
ヒーターは水槽用のヒーターを使いましょう。
カメ用のものも販売されているので秋や冬で温度が下がる時期は水温をチェックして必ず使用するようにしましょう!
関連記事:ヘルマンリクガメの飼育や飼い方は?販売先と値段はいくら?
餌について
クサガメは雑食性なので色々と食べますが、基本的には市販で販売されているカメのエサを与えます。
定番中の定番ですがカメのエサは『テトラ レプトミン』がオススメですね。
配合飼料はカメの飼育のために作られているものなのでエサはこれだけで十分です。
ただ、ずっと同じものを食べさせていると飽きて食いが悪くなったら他の飼料を試すようにしましょう。
水換えについて
飼育する前に知っておいて欲しいのはカメはものすごく水を汚すということです。
カメは水槽の水を飲水としても利用しているので不衛生な状態だと病気になる可能性があるのでこまめに変えるようにしましょう。
濾過器などを用いない場合は毎日か2日に一度のペースで全ての水を交換するようにしましょう。
クサガメの寿命と販売値段はどれくらい?
クサガメの寿命は20年以上と言われています。
中には飼育下で40年近く生きた個体もいるので環境を整えれば生涯に渡って飼い続けることになりますね。
飼育する場合はとても長い付き合いになることを承知した上で飼うようにしましょう。
また、販売値段については個体にもよりますが幼体のゼニガメで大体500~2000円で売られています。
生体を手に入れるハードルはものすごい低いですが、飼育し続けることになると手間もかかることを念頭に入れておきましょう!
また、飼育するために必要ものを0から全部揃えるとなると2~3万円ほど掛かるのでいきなりなにも考えずに生体を購入するということは辞めましょう。
まとめ
・クサガメの飼育は日光浴、水換えをしっかりと行う必要がある
・クサガメの寿命は20年以上で飼育下では40年近く生きた例もある
・販売値段は幼体500~2000円と非常に安価に手に入ってしまう
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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コメント
コメント一覧 (3件)
我が家の クサガメは22年前に来たのですが、その時は10㎝くらいで 今は20㎝くらいになっています。豆苗や小女子等も食べています。元気ですね。
息子が6歳の時に買い始めました。その息子も31歳、結婚して孫がおります。未だ未だ元気で朝、昼、夜と貪る様に餌を食べてます^_^
今は妻とと暮らしております。
自分が拾って来た亀も家に来てもう30年ぐらいになります。拾ってきた時点で既に大人で藻が生えた意外に見かけは全然変わっていないので40年以上は生きているような気がします。そこで質問なんですが、藻が生えるのはクサガメだけなんでしょうか?以前に藻が生えるのはクサガメだと亀好きの方から聞いていたのですが、こちらの説明にある顔のところに黄色い模様がないんです。拾ってきた時からないのでひょっとしたら別の種類だろうかと思ったもので。30年も前の田舎の田んぼで拾ってきた亀なのでクサガメだろうとは思うのですが、、、