春になると様々なチョウが飛んでいます。その中でもアゲハチョウはみんなが知っているチョウの一種です。
しかし、よく観察してみるとアゲハチョウのように見えますが、見た目が少し異なるキアゲハがという種類もがいることがあります。
成虫は姿が似ていますがアゲハチョウとキアゲハの幼虫は全然違う模様をしているのも特徴ですね。
今回はアゲハチョウとキアゲハの違いと特徴、幼虫の食性などについて深堀していきます。
アゲハチョウとキアゲハの違い
アゲハチョウとキアゲハの違いはいくつかあるのですが、1つはキアゲハの方が名前の通り、若干黄色みが強い模様をしています。
しかし、個体差があるので色で判別するのは難しいかもしれません…
成虫で両者の一番違う場所は何といっても模様です!
前肢の付け根の模様が、綺麗な縞模様になっているものがアゲハチョウで、はっきりしない方がキアゲハですので、アゲハチョウかキアゲハかチョウがいたら観察するのもいいかもしれません。
また、幼虫は両者の違いが一目瞭然で、アゲハチョウの終齢幼虫は目玉模様を持っており、全体的に緑色をしています。
一方、キアゲハは緑と黒の縞模様で、黒い帯にオレンジ色の斑点があるのが特徴です。
アゲハチョウの特徴
アゲハチョウの分布は北海道から南西諸島まで全国に分布しており、台湾や中国などのアジアにも分布をしています。
地域にもよりますが3~10月くらいまで成虫がみられ、草原や畑、伐採地などの日当たりのいい場所を飛んでいます。
住宅街でも自然が多いところでは普通に見ることができる種になっています。
キアゲハの特徴
キアゲハの分布をアゲハチョウよりも広くアジアは勿論、ヨーロッパや北米にも分布しています!
4~10月まで成虫は見られ、海岸から高山まで日本でもかなり広い生息域をしています。
キアゲハのオスは臭いを発しており、独特な香りがするそうです!
私は臭いを嗅いだことがないので、是非、嗅いでみたいです。笑
[ad#co-1]アゲハチョウとキアゲハの幼虫の食性
アゲハチョウの幼虫はキンカンやミカンなどのミカン科の植物を餌にしています。
ミカンなどを外で育てている家庭などではアゲハチョウの幼虫が庭やベランダに卵を産むのを見ることができるかもしれませんね^^
キアゲハの幼虫はニンジンやセリなどのセリ科の植物を餌にしています。
幼虫を飼育したいと考えている場合はあげる植物に注意しましょう!
まとめ
・アゲハチョウとキアゲハは翅の付け根の模様を見て判別できる
・キアゲハは世界に広く分布しており、オスは独特な臭いがするらしい
・アゲハチョウの幼虫はミカン科、キアゲハの幼虫はセリ科の植物を餌にしている
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最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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コメント
コメント一覧 (8件)
朝顔が幼虫に食い荒らされてます❗
何の幼虫❓
多分、アゲハチョウのような…
朝顔を食べる幼虫はもしかしたらエビガラスズメかもしれません!
はじめまして!
キンカンの木に数匹いたアオムシが突然いなくなったのですが
何かに捕食させたのでしょうか?
コメントありがとうございます!
薬など使用していなければ
鳥など捕食されてしまった可能性が高いかと思います!
アゲハ蝶になったのですが、羽が開きません。一生懸命に開こうとしているのですが。一日経ちました。どうしたら良いのか悩んでいます…
一度羽化に失敗してしまったら、羽をきれいに広げてあげることはかなり難しいです。
非常に残念ですが、飼育環境で餌を与えながら、生きながらえさせてあげる他方法がないと思います><
蛹になって今日で一週間液体が出てきたので可哀そうだけど捨てました
寄生していたのかも・・・
使われている幼虫の写真ですが、アゲハチョウの幼虫ではなくて、クロアゲハの幼虫を使われていると思います。
背中のV字型がアゲハチョウは紺色でくっきりとしていますが、クロアゲハは淡い砂色で流れるような帯状です。
また擬態の瞳状模様の光の入り方も違うので。