赤とんぼというと真っ先に童謡の赤とんぼを思い浮かべてしまいますね。
実はアカトンボも一括りにして表現していますが、意外に赤いトンボは何種類もいます。
特に秋頃に見られる印象があるアカトンボの種類、見分け方について紹介していきます。
アカトンボの種類と見分け方
アカトンボは古くから日本では普通に見られるため童謡にされたりしていますね。
狭く言うとアカトンボというのはアキアカネという種類のみを指しますが、赤いトンボは他にも色々と種類があります。
広く言えばトンボのアカネ属の仲間のことを指します。
今回こちらではよく見られる代表的なアカトンボについて紹介してきます。
アキアカネ
アキアカネは日本の特産種で秋になると成熟した成虫が一斉に出現します。
夏の間は暑さを避けて涼しい山地に移動するのがアキアカネの特徴的な行動です。
ナツアカネ
アキアカネ比べて少しずんぐりしたような体型をしています。
マユタテアカネ
マユタテアカネは他のトンボと簡単に見分けられます。
マユタテアカネは顔面に眉状斑があります。
この模様は眉斑(びはん)と呼ばれるもので、『眉を立てたように見える』ことから名前の由来にもなっています。
ノシメトンボ
ノシメトンボはアカネ属のトンボの中でも大型の種類で、腹部が長いのが特徴です。
コノシメトンボ
名前の通りノシメトンボに似るのですが、やや小柄で少しお腹が太いのが特徴です。
その他の種類
・ヒメアカネ
・マイコアカネ
・タイリクアカネ
・タイリクアキアカネ
・オナガアカネ
・リスアカネ
・ネキトンボ
・キトンボ
・オオキトンボ
・エゾアカネ
・スナアカネ
・ナニワトンボ
・マダラナニワトンボ
・ムツアカネ
アカトンボが見られる季節は何月?
アカトンボが見れられるのは秋というイメージがあるのは成熟した個体が一斉に飛ぶからです。
場所によっては夏に見ることもできます。
代表的なアカトンボであるアキアカネで言えば初夏5月~6月下旬にかけて羽化します。
羽化してから2日間は草に止まって体を乾かして、飛べるようになるのを待ちます。
その後涼しい高山に移動するために5日間ほど餌をとって長距離移動に備えます。
この短い期間は夏にもアカトンボを見られるので不思議に思う人も多いです。笑
他のアカトンボも水辺を離れて別のとこに移動する共通した習性を持っています。
その後成熟した個体が9月頃に降りてきて、主に11月くらいまで観察することができます。
長いと12月上旬まで観察することが可能なのでトンボのいる水辺で観察を楽しむのも良いですね!
まとめ
・アカトンボは狭い意味だとアキアカネのことを刺し、広く言うとアカネ属のトンボを指す
・アカトンボの中でもアキアカネは夏に羽化し、盛夏は高山地帯に移動し産卵のために再び水辺に戻ってくる
・アカトンボが赤くなってから観察できるのは主に11月までで長いと12月上旬まで観察できる
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