アオバアリガタハネカクシは『やけど虫』とも言われる小さくてあまり馴染みのない虫ですが、日本全国の水田など湿気の多い環境に分布しているため被害に合う方も少なからずいます…。
私自身は昆虫を観察するために灯火採集を行っていたときに大量に集まってしまい、非常に怖い思いをしました。
今回はそんなアオバアリガタハネカクシの退治や駆除法、天敵はいるのかについて深掘りしていきます。
アオバアリガタハネカクシの生態は?
大きさは6~7mmと小さく、中にはハサミムシと誤認する人もいるようです。
体は黒とオレンジ色が交互になった目立つ配色をしているので知っている人からすればすぐにアオバアリガタハネカクシだとわかります!
光に集まる習性が非常に強く、4月から10月に掛けて家の灯りや街灯に飛来します。
怖いのはペデリンという毒を持っており、触ると皮膚がミミズ腫れのようになりやけどのような痛みが伴います…。
さらに時間差で症状が出るのでハネカクシに気付かないと原因がわからないためびっくりします…。
アオバアリガタハネカクシに天敵はいるの?
毒を保有しているからかアオバアリガタハネカクシを捕食する天敵は明確には存在しません。
人間にも影響を与えることから害虫としてのイメージが強いですが、農業害虫であるアブラムシやフタオビコヤガを捕食する益虫という側面もあるので一概には悪者扱いできない複雑な虫です…。
アオバアリガタハネカクシの駆除と退治法
人が主に被害を受けるのは人家の灯りに誘われて家の中に侵入してきたときです。
光で誘引してしまうのを避けるために夜間はカーテンや窓を閉めたり、玄関灯などを虫が寄って来にくいLEDに変えるのも一つの手ですね!
あまり使いたくはないですが、網戸や窓に使って侵入を防ぐ忌避剤などを利用するのも良いでしょう。
もしも、家の中に入ってきてしまった場合は素手で触らず、ゴム手袋をするなどして取り除きます。
潰してしまったり、払った際にペデリンが付着してしまったら水でよく洗って、冷やすと良いです。
一番怖いのは目に入ってしまった時です。
アオバアリガタハネカクシはよく飛ぶので万が一目に入ってしまった場合は炎症を起こして激しく痛むのですぐに病院へ行って治療するようにしましょう!
まとめ
・アオバアリガタハネカクシは水田など湿気の多い場所に4月から10月に掛けて発生する
・毒を保有するからか明確な天敵はいない
・駆除や対策方法は夜間は家の光を漏らさないことと灯りをLEDに変えるなど
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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