クモというと苦手な人もいるかもしれませんが、ペットにして大事に飼育している人も少なくありません。
アシダカグモもペットとして飼育されているクモの1種です。
益虫としても知られているアシダカグモ、人になつく事もあるという噂があるのですが本当でしょうか?
一体どんな風に飼育すればいいのか、放し飼いをすることは可能なのでしょうか。
アシダカグモが人になつくのか、飼育方法、放し飼いが可能なのかについて解説します。
アシダカグモは人になつくのか
アシダカグモはクモ綱クモ目アシダカグモ科に属している、日本にも生息しているクモの1種です。
通称「アシダカ軍曹」と呼ばれています。
人の家に姿を現すこともありオスが10~25mm、メスが20~30mmで、足を広げるとCDほどの大きさになる大型のクモです。
網を張って獲物がかかるのを待つのではなく、歩き回って獲物を捕らえます。
元々日本には生息していないクモでしたが明治の頃には目撃情報があり、現在では福島県以南の本州や四国、九州と広い範囲に生息地を持つそうです。
人に近づくが危害を加えることはない益虫
その姿や大きさから苦手としている人も少なくありませんが、ゴキブリなどを捕食し毒も持たない益虫とされています。
アシダカグモが2、3匹もいれば半年でその家からゴキブリがいなくなる、とまで言われるそうです。
獲物を捕らえても近くに別の獲物の姿が目に入ればそちらに飛びつき、一晩で20匹以上のゴキブリを捕食したという記録もあります。
大きいので初めて見るとぎょっとするかもしれませんが、こういった習性を知っていれば上手に付き合えそうですよね。
アシダカグモは人になつかない
アシダカグモは人になつくことはあるのでしょうか?
残念ながら、基本的に臆病な性格をしているアシダカグモが人になつくということはありません。
アシダカグモが人になつくという噂があるのは、益虫であることに加え人に対して攻撃することがないからだと言われています。
人間に対して愛情表現を示すことは無いそうです。
一方で飼育していれば人に慣れることはあり、餌をあげたら受け取ってくれたり掌に乗せられるようになったりするころはあります。
アシダカグモを飼育する方法
それでは、アシダカグモの飼育方法を紹介します。
飼育ケージ用のプラスチックケースに、庭の土やパーキュライトといった床材を用意しましょう。
夜行性であるため薄暗い場所にケージを置いたり隠れるようなスペースを作ってあげたりすると良いようです。
温度や湿度はそこまで気を配らなくても大丈夫と言われていますが、寒すぎると弱ってしまいます。
餌は生餌を与える必要があるのでペットショップで購入するか、自宅周辺でゴキブリやバッタを捕まえて与える人もいるようです。
ちなみに価格相場は1000~2000円程になります。
虫の中では比較的長命となるので、ちゃんと飼育できるか考えた上で購入してください。
実際に飼育されている方の動画で、プラケースで飼育している事例があります。
放し飼い・放置でも逃げないか
先ほどは飼育ケージを用意すると紹介しましたが、放し飼いでもアシダカグモが逃げることは無いのでしょうか。
結論から言うとアシダカグモを放し飼いにしたら逃げる可能性はあると思った方が良いでしょう。
アシダカグモがその家のゴキブリを食べ尽くしたと判断すれば、餌を求めて別の家に移動するという習性があるからです。
最後まで面倒見たい!という方はちゃんとケージを用意した方が良いかと思います。
まとめ
・アシダカグモが人になつくことはないが、人に慣れることはある
・アシダカグモを飼育する場合は1000~2000円程度で購入でき、生餌を与えることで飼育も可能
・放し飼いで飼うと逃げてしまう可能性があるので事実上難しい
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