バーバリシープをご存知でしょうか。
ヒツジのようなヤギのような特徴を持ち、100kgを超えることもある大型のヒツジの仲間です。
そんなバーバリシープは一体どんな生き物なのか、日本に野生の個体はいるのでしょうか。
バーバリシープの生態や性格、野生の個体の生息地を解説していきます。
バーバリシープの生態
バーバリシープは哺乳綱ウシ目ウシ科で、別名タテガミヒツジとも呼ばれている動物になります。
体長130~190cm、体重50~140kg程度で、ヒツジの仲間の中ではかなり大柄です。
別名の通りあごの辺りから胸元、前足の付け根から半分ほどにかけてたてがみのような長い毛が生えています。
背中側はきれいな茶色の毛色をしており、腹部側や四肢などは白っぽいです。
またオスメス共に弧を描くような軌道をした角が生えています。
特にオスは立派な角を持っており、大きいものだと80cmを超えることもあるそうです。
見た目はヤギに近いものの染色体はヒツジに近く、またヤギのようなあごひげもありません。
一方でヤギとの交雑例があることや頭骨の形がヤギに近いこともあり、ヒツジとヤギの中間種のような動物だとされているようです。
非常に運動能力が高く、急な斜面を駆け上がったり2mほどもある崖の上にも飛び上がったりすることが出来ます。
気温の高い昼間は木陰などで休んでいることが多く、早朝や夕方から活動を始めるそうです。
冬は草を食べ、その他の季節は木の葉を主食としています。
乾燥している環境に強く、長期間水を飲まなくても食物から水分を得ることが出来るそうです。
通常オス1頭と数頭~10頭ほどの、時には20頭ほどにもなるメスと群れを形成しています。
群れはメスがリーダーとなって行動するそうです。
繁殖期になるとオス同士で角を突き合せたり絡ませたりして、メスと繁殖できる権利をかけて争います。
地域差はありますが繁殖期はだいたい9~11月で、約5か月の妊娠期間を経て1頭、まれに2頭の子供を出産するそうです。
野生の個体の平均寿命は10年ほど、飼育下にある個体は15年~20数年程とされています。
毛皮などを目的とした狩猟などの影響で個体数が減少し、絶滅危惧種に指定されているそうです。
[ad#co-1]バーバリシープの性格
草食性ながら大柄なバーバリシープはどんな性格をしているのでしょうか。
先ほども述べたようにバーバリシープは高い身体能力を持っていますが、バーバリシープの毛色は岩場における保護色であるとされており、外敵と遭遇すると風景に隠れるようにじっとすることが多いと言われています。
いざというときはその脚力を活かし逃げますが、基本的には慎重で大人しい性格をしているようですね。
野生のバーバリシープがいる生息地
バーバリシープはアフリカ北部などに生息しています。
乾いた環境に適した体をしているので、砂漠地域や山岳地帯などで見かけることが多いようです。
野生のバーバリシープは日本にいるのか
野生のハーバリシープは日本には生息していません。
日本の気候は湿気が多いので、乾燥した地域を好むハーバリシープにはあまり向いているとは言い難いかもしれませんね。
日本では、静岡の日本平動物園や東京の上野動物園などでハーバリシープを観察することが出来ます。
興味がある方はぜひ見に行ってみてくださいね。
まとめ
・ハーバリシープは岩場などで暮らす大きなヒツジの仲間
・バーバリシープは大人しくて慎重な性格をしている
・バーバリシープはアフリカ北部の砂漠地域や山岳地帯などに生息している
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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