植木鉢の下に黒いミミズみたいな?生き物がいたなんてことはありませんか?
青いミミズは存在しますが、黒い場合はミミズではなく全く違う生き物である可能性が高いです。
今回はそんな黒いミミズみたいな生き物の正体について考察していかいます。
黒いミミズみたいな虫の正体は?
いる場所や特徴によってその生き物が何なのかは変わってきます。
意外にもその黒い生き物はヘビや寄生虫、ヒルである可能性が高いです。
黒い生き物は小さいヘビの仲間?
全体的な体の形はミミズとほぼ同じで大きさが16cm-22cm以下であればそれは”ブラーミニメクラヘビ”というヘビである可能性があります。
外来種の生物で静岡県や伊豆諸島、長崎県、鹿児島県、種子島、トカラ列島、南西諸島、小笠原諸島に移入されていることが確認されています。
この種類は観葉植物の商業的栽培など移出入のときに鉢植えごと運ばれたことが原因で移入したと考えられています。
意外に思うかもしれませんが、れっきとしたヘビの仲間でよく観察すると鱗が見えます。
毒などは持っておらず、石の下や倒木の下、落ち葉がたまったような場所で見られます。
ブラーミニメクラヘビはメスだけで繁殖することができるため1匹でもどんどん殖えていきます…。
人に害をなすことはないので見かけたとしても特段なにかする必要はありません!
黒い生き物は寄生虫?
もう一つの黒い生き物は”ハリガネムシ“という寄生虫です。
カマキリに寄生する細長い寄生虫として有名な生き物なので知っている人も多いと思います!
本来は水生生物なのですが、カマキリやカマドウマに寄生しているときに宿主が死んでしまったときに陸でも見ることがあります…。
ミミズよりも細長いのでブラーミニメクラヘビとはすぐに区別がつきます。
人に寄生したという事例もありますが、偶然寄生されただけなようです。
漫画などでは爪の隙間に潜り込ませて拷問に使うという俗説がありますが、そんなことはないので見つけたとしても安心して下さい。
黒い生き物はヒルなの?
もう一つ考えられる生き物が”クロイロコウガイビル“という生き物です。
ヒルと言っても人の血を吸うことはなく、ミミズやナメクジなどを食べるヒルですね。
ミミズを食べるため、ミミズがいそうな場所でもよく見られます。
頭が扇形のような形になっているのでブラーミニメクラヘビやハリガネムシとは簡単に区別することができます。
クロイロコウガイビルはのんびりした動きで、人に害をなさないのでこちらも見かけて特に何かする必要はありません!
それ意外に黒いミミズのような虫はいる?
ミミズは基本的にはピンクですがハッタミミズという種類は稀に黒っぽくなることがあるようです。
恐らくそれは土壌の問題だと考えられますが、実際のところはよくわかりません。
もしも、一部が幅広くなった白くて太い節(環帯)があればミミズだと判断してもよいでしょう。
ハッタミミズは最大60cmにもなるのでもしも、大きくて環帯があればハッタミミズである可能性が高いです。
ただ、どの生き物だとしても我々人間に特に害はないので見つけたとしてもそっとしておくようにしましょう。
まとめ
・黒いミミズのような生き物はヘビ、寄生虫、ヒルなどの生き物がある
・ミミズの中でも比較的大きいハッタミミズは黒っぽくなることが稀にある
・今回紹介した生き物であれば人に害をなすものはいないので特段対策は必要ない
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