アビシニアコロブスの生態と性格は?野生で見られる生息地はどこ?

アビシニアコロブスはあまり聞きなれない名称ですが、アフリカに生息する猿の名前です。

別名ゲレザ、あるいはクロシロコロブスとも呼ばれています。

黒と白、二色の毛を持つ一度見たら忘れられない美しい猿です。

樹上でたたずむ姿は荘厳で、地元の人々からは「神の使い」とも言われているのだとか。

今回はそんなアビシニアコロブス生態性格、その生息地について解説していきます。

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アビシニアコロブスの生態

アビシニアコロブスは、哺乳綱霊長目オナガザル科コロブス属に属する動物です。

体長は50cmから70cm、ニホンザルより一回り大きいくらいになります。

 

数頭から十数頭から成る群れを作り、主に熱帯雨林の樹上を生活の場としています。

体の大部分と耳から上は真っ黒、顔の周りには真っ白な毛が生えています。

さらに背中の周囲からお尻にかけて、とても長い白い毛に覆われています。

まるで帽子とマントを身に着けたお爺さんのよう。

 

一見お洒落にすら見えるこの姿、実は樹上で生活する上での保護色として機能しているのです。

木々が生い茂った熱帯雨林の中から樹上を見上げると、無数に重なった葉や枝の向こうに微かに光が見えます。

黒い体毛がこの枝葉の影を、そこから漏れる光を白い体毛が表しているわけです。

生まれたばかりの子供は、全身が真っ白な毛に覆われています。まるで別の種類の猿のようですが、三か月ほどすると大人と同じ毛が生えてきます。

 

主食は木の葉や花、果実など。リーフイーターと呼ばれる猿の一種です。木の葉は消化するのが大変で、森の生き物の間ではあまり人気のある食べ物ではありません。

しかしアビシニアコロブスは、そんな木の葉から栄養を得るために特殊な体の仕組みを持っています。

牛のように胃袋が数室に別れているのです。胃袋の中には大量の微生物が生息し、木の葉の分解を助けています。

この能力のお陰で、アビシニアコロブスは他の猿たちと食べ物のことで争うことなく暮らしているのです。

アビシニアコロブスの性格

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そんなアビシニアコロブスでも、群れ同士で大騒動を始めることがあります。

群れと群れが森の中で出くわすと、声と仕草(コーラス)で相手を威嚇するのです。

このコーラスは夜通し行われ、自分たちの縄張りを主張します。

しかし直接ケンカをすることは滅多にありません。お互いに威嚇することで、群れ同士の適切な距離を維持しているのです。

 

群れの絆は強く、誰が産んだ子どもでも、雄も雌も無く群れ全体で子育てを手伝います。

子どもは四歳から六歳くらいで大人になります。

雌はそのまま群れに残りますが、雄は群れを出ていきます。

自分を受け入れてくれる新しい仲間を探し、そこで子孫を残していくのです。

時に激しく主張し、譲るべきを譲り、群れの中で力を合わせて生きています。

その学者のような姿の通り、アビシニアコロブスは森の小さな賢者なのです。

野生のアビシニアコロブスがいる生息地

アビシニアコロブスの生息地はナイジェリアやカメルーン、スーダン、ケニア、エチオピアといったアフリカ赤道付近の熱帯雨林。

その樹上を主な生活の場としています。

野生の個体を監察するのはかなり大変ですが、アビシニアコロブスを飼育している上野動物園を初めとして日本にも多々あります。

まとめ

・アビシニアコロブスは、白と黒の特徴的な毛を持つ、木の葉を主食とする猿

・数頭から数十頭の群れを作り、群れ全体で力を合わせて縄張りを守り、子を育てる

・アフリカの赤道付近の熱帯雨林に生息し、樹上を生活の場としている

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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