バッタやイナゴという名前は知っている方がほとんどですが、明確な違いはよく分からないですよね。
イナゴは佃煮にされて食べられているのバッタは食べられていなかったり…。
今回はバッタとイナゴの違いや見分け方について掘り下げていきます!
「バッタ」と「イナゴ」の違いとは
バッタとイナゴは共に馴染みのある昆虫ですよね。
見た目も非常によく似ているのでパッと見では区別が付きません。
バッタとイナゴの特徴からまずは違いを紐解いていきましょう。
定義や言葉の意味でいうと、バッタもイナゴも「直翅目バッタ科」の昆虫にあたります。
つまり、バッタの中にイナゴが含まれているということです!
バッタとは:直翅目バッタ科に属する昆虫の総称
前述の通り、「バッタ」とは直翅目バッタ科に属する昆虫の総称です。
バッタ目の中でも最も種類数が多く、1万種も確認されています。
大群で蝗害をもたらすバッタはすべてこのバッタ科に属しています。
イナゴとは:直翅目バッタ科イナゴ属の昆虫
直翅目バッタ科イナゴ族の総称がイナゴにあたります。
分類上ではイナゴはバッタの一部の種類の仲間です!
日本では私達が食べているお米の稲を食べてしまう害虫となるバッタ類を『イナゴ』と呼ぶそうです。
害虫という側面もありますが、多くの地域ではタンパク源として食用とされていました。
また大群で移動をする「飛蝗」という言い方でイナゴと呼ぶこともあるのですが、これにあたるのは種類で言うと「トノサマバッタの仲間」です。
イナゴとバッタに味の違いはあるのか?
イナゴは稲を食べる害虫駆除を兼ねて大量に獲ることができたため、食用にする風習が出来たと言われています!
そのため、日本ではトノサマバッタも「イナゴ」として扱われることがあります。
なので一概に『バッタは食べない』というわけではなさそうです。
バッタとイナゴどちらにも共通することですが、食べるか食べないかは種類によります!
そして、日本で古くから佃煮にして食べられているイナゴは主に『コバネイナゴ』です。
それ以外にも食べられている種類もありますが、食べる上で重要視されているのはやはり『美味しさ』と『大きさ』のようです。
特に美味しさは重要でいくら捕まえやすいバッタや大きいバッタでも不味いものは食べないという印象を受けます。
よく見かけるショウリョウバッタなどは苦味があることから食べられるけど食用には向いていないそうです。
バッタとイナゴの見分け方:前脚の付け根に突起があるか
バッタとイナゴを捕まえて観察する場合、一つだけわかりやすい見分け方があります。
それは、前脚の付け根の真ん中に先が丸まっている突起があるかないかで区別が可能です。
バッタ | イナゴ |
この突起があるものが「イナゴ」の仲間とされています。
バッタの分類でややこしいのは「イナゴモドキ」という種類はこの突起がありません。
つまりイナゴモドキはイナゴではなく、バッタの仲間に当たるというわけです。
外見においての見分け方はこの突起があるかないかを確認して大まかに区別することができますね。
まとめ
・バッタはバッタ目の分類される昆虫の総称でバッタもイナゴもこの中に含まれる
・イナゴは主に稲を食べてしまうバッタの仲間と言われていたり、大量発生するものをイナゴと呼ぶこともある
・イナゴと名前に付くのに食べないものも入ればバッタで食べる種類もいる
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (3件)
違いを書いていないじゃん
バカなの?
コメントありがとうございます!
イナゴはバッタに含まれるものなので、違いという違いは各種類間でしかないということですね^^
ショウリョウバッタじゃなくてトノサマバッタを比較画像で出して欲しいなぁ