カマキリは誰しも一度は見たことがあるのではないかというくらい身近な生き物ですが、成虫になれるのはほんの一握りなんです…。
今回はカマキリが成長過程に行う脱皮の回数や前兆について紹介していきます。
カマキリの脱皮の回数と前兆は?
カマキリは最初卵から多くの子供が生まれてくるのが印象的ですよね。
産まれてきたばかりのカマキリ達は『前幼虫』と言って薄い皮に包まれて卵鞘から出てきます。
それを破って最初の脱皮をすることでカマキリらしい姿の幼虫になります!
まだ幼虫のため羽も持っていなく、大きさも数ミリ単位です。
その後数回の脱皮を経て羽化し、成虫へと成長していきます。
脱皮の回数については種類や成長の具合によって異なるために明確に何回というのは決まっていないそうです。
ただ、全ての種に共通するのは最後成虫に変態するためには『羽化』をする必要があるということですね!
また、カマキリに限らず昆虫は脱皮をします。
カマキリが脱皮をする前は食事をしなくなるなどの前兆があります!
もちろん脱皮が始まる直前はじっとして動かなくなります。
幼虫は成長すると羽になる部分『翅芽』が出てきて最後の成虫になる脱皮『羽化』が始まります!
羽化でない脱皮の場合は背中に脱皮前に割れていることがあるのでそれが前兆です。
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脱皮に失敗すると羽が開かなくなる?
虫の成長過程で怖いのは脱皮に失敗することです…。
幼虫が大きくなるときの脱皮も失敗してしまうと弱ってしまいます。
また、脱皮時は体が乾いておらず柔らかいので落ちてしまったり、邪魔が入るとケガを負ってしまう可能性があります。
特に失敗が多いのは羽化の脱皮をするときです。
翅が広がり切る前に体が乾いてしまうとそのままの状態で固まってしまいます…。
飼育下では脱皮失敗をしてしまった場合、体の柔らかい段階であればある程度治すことができます。
脚が曲がってしまっている場合などはピンセットなどを使って正しい方向に治すと良いです。
翅に関しても同様で広がりきらない場合は乾ききる前に広げてあげます。
しかし、脱皮の失敗は起こさないことが一番なので脱皮のしやすいように枝などを用意して環境を整えるようにしましょう。
まとめ
・カマキリの脱皮の回数は種類や成長条件によって異なるため明確な回数は不明
・脱皮の前兆は食事をしなくなることと背中のひび
・成虫になる脱皮の『羽化』は失敗しやすいが、飼育下では多少失敗を改善できる
最後まで読んでくれた方、
ありがとうございました!
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