日本のヤモリの種類まとめ!写真や画像付きで名前や生態を紹介

家守と書いて、ヤモリと読みます。

民家の中にも現れ、害虫を駆除してくれるヤモリは、日本人にとって昔からとても身近な生き物でした。

しかし、彼らが南極以外のあらゆる大陸に生息する、長い生物の歴史の中でも大成功した種であることはあまり知られていません。

日本にも13種類のヤモリが分布しています。

今回は日本のヤモリの種類について、写真や画像を交えながら紹介していきます。

目次

日本のヤモリの種類まとめ

日本に分布するヤモリは、先ほどご紹介した通り13種類。

東北を北限に、本州、四国、九州、南西諸島などに、多様なヤモリが生息しています。

ありふれた生き物のように思いがちですが、中には日本固有のものや絶滅が心配されている種もいるのです。

家の中にもひょっこり現れるヤモリが、実は希少な生き物だった…なんてことがあったら、びっくりしてしまいますね。

ニホンヤモリ:日本家守

秋田県以南の本州、四国、九州、対馬に分布する、日本でもっとも一般的なヤモリです。

かつては日本に分布するヤモリは全てニホンヤモリだとされていました。

名前に“ニホン”とありますが、実は日本固有種ではなく、それどころかユーラシア大陸からの外来種だと考えられています。

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ミナミヤモリ:南家守

九州南部、大隈諸島、トカラ列島、奄美諸島、沖縄諸島、先島諸島、さらに台湾と中国の南部一帯に分布しているヤモリです。

主に森林に生息し、民家の近くに現れることはあまりありません。

主に樹上で生活し、風などで落ちないように卵はネバネバした粘着質に覆われています。

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オンナダケヤモリ:恩納岳家守

雌しかいない種…というわけではなく、沖縄の恩納岳(おんなだけ)で発見されたヤモリです。

原産地はアジアだと思われるのですが、マダガスカル、アメリカやメキシコなどにも移入しています。

爬虫類としては珍しく、親が卵を抱いて子供を孵化させる生態を持っています。

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タワヤモリ

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瀬戸内海を中心に山陽地方、四国、九州の北東部に分布する、日本固有種です。

地域によって「七分蛇」、「トビハミ(ハミはマムシのこと)」などと呼ばれ、毒を持つ生き物だと信じられてきました。

実際はそんなことはないのでご安心を!

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タシロヤモリ:田代家守

奄美諸島に分布している、日本固有種ではなく、外来種です。

しかし日本以外で発見されたことはなく、そもそもいつ奄美諸島にやってきたのかも分かっていません。

原産地がどこかも分かっておらず、謎の多いヤモリです。

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ホオグロヤモリ:頬黒家守

「鳴き声を出す」という、爬虫類としてはとても珍しい特徴の持ち主です。

タシロヤモリと同じく外来種で、人の移動に合わせて荷物などに紛れて生息地を広げ、世界中の亜熱帯、熱帯地域に分布しています。

日本では奄美諸島、沖縄諸島、大東諸島、先島諸島、小笠原諸島などで見ることができます。

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キノボリヤモリ:木登家守

アジアに広く分布する外来種で、どこが原産地なのか分かっていません。

日本には船に積まれた木材などに紛れて流入してきたと考えられています。

名前の通り樹上を主な生活の場としており、雌のみで単為生殖することが可能です。

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クロイワトカゲモドキ:黒岩蜥蜴擬

沖縄諸島に分布する日本固有種です。

中生代の小型爬虫類のような、迫力ある姿をしています。

アジハブ、ジーシブなどと呼ばれ、毒を持つとして恐れられていましたが、実際は無毒の生き物です。

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マダラトカゲモドキ:斑蜥蜴擬

南西諸島の伊江島、渡嘉敷島、渡名喜島、阿嘉島に分布する日本固有のヤモリです。

クロイワトカゲモドキとは亜種の関係にあり、この種も非常に鮮やかな見た目をしています。

日本にいるトカゲモドキの仲間は、いずれも個体数が少なく、絶滅が心配されています。

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まとめ

・日本には13種類のヤモリが生息している(その他ヤモリは後に追加していきます)

・ヤモリは生物の歴史の中でも大成功した種の一つで、南極以外のあらゆる大陸に分布している

・積み荷などに紛れて世界中に進出した種もいる一方で、絶滅の危機にある種もいる

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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