ニホンミツバチとセイヨウミツバチは日本で養蜂されている代表的な種です。
また、彼らの力によって野菜や果物の受粉を行う農家さんもおり、日本の農業には欠かせない昆虫でしょう。
しかし、ニホンミツバチとセイヨウミツバチは何が違うのでしょうか?
取れる蜜の味や量に違いはあるのでしょうか?
今回はニホンミツバチとセイヨウミツバチの違いと見分け方などについて深堀していきます。
ニホンミツバチ
二ホンミツバチはトウヨウミツバチという仲間に属します。
体長は10㎜~13㎜で3週間ほどで成虫になります。
二ホンミツバチは数千~2万匹で1つの群を形成し、1年に1度しか採蜜できず、なおかつ1匹が生涯集める蜜の量がティースプーン1杯と言われているため、現在の養蜂ではほとんどがセイヨウミツバチです。
セイヨウミツバチ
セイヨウミツバチは養蜂家によって日本に待ちこまれた種で昔はいませんでした。
体長は12㎜~14㎜でこちらも3週間ほどで成虫になります。
セイヨウミツバチは2万~4万で1つの群を形成し、採蜜も1年に何度もでき、1匹の集蜜力がニホンミツバチの5,6倍とされています。
[ad#co-1]見分け方と違い
見分け方としてセイヨウミツバチに比べニホンミツバチの方が一回り小柄で、黒っぽく、胴体の模様がはっきりしているのが特徴です。
性格はニホンミツバチの方がおとなしく、スズメバチが現れると集団で対応します。
セイヨウミツバチは攻撃的で、スズメバチが現れると1匹で対応するため、スズメバチが来るとその集団が全滅してしまう可能性が高いです。
また、セイヨウミツバチのかかる病気のほとんどに二ホンミツバチは罹らないため、敵からの攻撃などの外部環境の変化には二ホンミツバチの方が強いとされています。
蜜の味も変わる?
セイヨウミツバチの蜜は大量に生産することができるため、安価になっています。
スーパーなどで買うハチミツはほぼ100%セイヨウミツバチから得られたハチミツです。
そのため、誰もが想像するハチミツの味はセイヨウミツバチのものでしょう。
一方、二ホンミツバチのハチミツはセイヨウミツバチと比較し、コクと深みがあるとされています。
しかし、小量しか取れず、高価なので大量に買うことは難しいです…
料理の隠し味や紅茶に入れるなど少量で使うときはニホンミツバチのハチミツの方がおいしいかもしれません!
ちなみに私はニホンミツバチのハチミツを舐めたことはありますが、少量だったためか、まだ舌が肥えていない子どもだったか為か、まったく違いは判りませんでした…笑
まとめ
・蜜の取れる量や飼育のしやすさなどからほとんど養蜂ではセイヨウミツバチが使われている
・セイヨウミツバチに罹る病気の大半は二ホンミツバチには罹らない
・蜜の量はセイヨウミツバチの方が多く、ニホンミツバチの蜜はコクと深みがある
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