ムカデはつがいでいる習性は嘘?迷信で本当はもっといる?

春が過ぎて暖かくなってくると生き物の活動も活発になってきますね。

虫が家の中に入ってきたり、夜は網戸の外にくっついていたり…

虫が好きな人とっては嬉しいことですが、嫌いな人にとっては招かれざる客ですよね^^;

その中でも特に怖いのは梅雨前から夏の終わりにかけて出るムカデです!

よく『ムカデつがいでいる』『一匹いたらもう一匹いる』なんてことが言われていますが、実のところはどうなのでしょうか?

今回は『ムカデはつがいでいる』というのはなのか本当なのかムカデの生態について掘り下げていきます。

目次

ムカデがつがいでいる習性は迷信?

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確かに『ムカデを退治した』なんてことを言うと『ムカデはつがいでいるから気をつけろ』なんてセリフを言われることが時たまあります。

しかし、ムカデには集合性や群れで行動するような習性はありません。

恐らくですが『ムカデはつがいでいる』というのは都市伝説や迷信の類だと考えられます。

多くの人に浸透しているという点ではかなり不可解ですね…。

実際に一匹出てからもう一匹出た!という話もありますが、どんな生物にも共通することですが『一匹出る』ということは少なくとも生息するのには適した場所になっているのだと思います。

関連記事:ムカデの毒の成分は?刺されたときの症状と治療法は?

つがいでいると言われる理由を考察

特に大きくて目立つオオムカデは毒も非常に強くて怖い存在ですね。

狂暴な性格で攻撃されても怯まないという特徴から、武田信玄の伝令役にはムカデの旗指物が使われていました。

『狂暴』『勇猛な存在』というイメージが強いですが、実は『子育てに熱心』という一面もあるんです!

多くの虫は卵を産んだらそのまま放置ですが、ムカデは卵を産んでからは卵を抱えて餌も食べずに子どもたちを守ります。

そのため卵や幼虫の死亡率が低く、多くの子ムカデが生まれます。

さらには孵化してからも独り立ちするまで面倒を見続けるというのも特徴です。

私は『つがいでいる』というよりも、子供の生存率を考えると親ムカデが繁殖していた場合は『もっといる』というのが正しいと考えています

確かにオスがメスに精子の袋を渡す際には『つがい』になりますが、その後はわざわざ複数匹で集まる必要性はないですからね!

それよりも驚きなのはメスのムカデは一度貯精したら、複数回に渡って産卵できるということです。

家の中で繁殖していたら本当に恐ろしい限りですね…。

結論を言うと『過ごしやすい環境のため他の個体が出る』または『繁殖して多くの子ムカデがいる』というのが『つがい』でいると言われる理由なのではないかと考えています。

まとめ

・ムカデは『つがいでいる』と言われるが、実際にはそのような習性はない

・ムカデは勇猛果敢なイメージだが非常に子育て熱心な虫である

・『つがいでいる』と言われる理由は『環境が良いため複数個体出没する』または『繁殖して多くの子ムカデがいる』と考察

最後まで読んでくれた方、
ありがとうございました!

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