オニヤンマはカブトムシやカマキリと並び、こどもに大人気な昆虫です。
私もこどもの頃にどうしてもオニヤンマを捕まえたくて、自宅の前を飛んでいるオニヤンマを網でひたすら追いかけまわしていました…笑
しかし、オニヤンマがどのような生活をしているか、どのくらいの大きさで、どのくらい強いのかなどを知っている人は少ないのではないでしょうか?
今回はオニヤンマの生態と最大の大きさ、その強さについて深堀していきます。
オニヤンマの生態
オニヤンマは日本全国に分布し、日本最大のトンボです。
温暖な本州南部に生息するオニヤンマは大型の個体が多く、北海道や東北など比較的寒冷な地域は小さくなる傾向があるそうです。
幼虫のヤゴは湿地や池、小川などきわめて広範な環境で生活し、ヤゴで2~5年過ごした後に6月頃から出現します。
他のトンボは1年で生態になるものが多いので、オニヤンマはヤゴの期間がとても長いのが特徴です!
未成熟な成体は数匹から10数匹の群れで高いところを飛んでおり、成熟したオスは同じ場所を往復飛行するため、縄張りをパトロールしていると考えられていました。
しかし、最近の研究でオスは羽ばたいているものをすべてメスだと認識してしまい、出会うオスをメスだと誤認して追いかけているため、必ずしも縄張り維持のためではないことが分かっています。
私の自宅前を何度も往復して、捕まえられない私を嘲笑っていたオニヤンマは、きっとメスを探すかわいそうなやつだったのでしょう…(^^;;
オニヤンマはの最大の大きさは?
オニヤンマは腹長がオス70㎜、メス80㎜、後翅長がオス55㎜、メス65㎜程で、頭部から腹の先端まで含めると90㎜~110㎜もの大きさになります。
日本の昆虫であるオオカマキリ(約105㎜)やカブトムシ(約85㎜)と比べても同程度かそれ以上の大きさを誇り、オーストラリアに生息しているテイオウムカシヤンマというオニヤンマの仲間は150㎜もの大きさになります!
オニヤンマは日本の昆虫の中で最も大きい昆虫といっても過言ではないでしょう。
スズメバチも捕食する最強の虫なの?
オニヤンマの飛行速度は時速70㎞にも達し、4枚ある翅を別々に動かすことで急発進、急旋回、ホバリングなど多彩な飛行を可能としています。
さらにオニヤンマは肉食性で、その大あごを駆使しガやハエ、ほかにセミや大型のアブを食べている報告があるため、ほとんどの虫を食べることができるでしょう。
気になるオオスズメバチとの関係は、オニヤンマがオオスズメバチを捕食した記録もあるし、スズメバチに捕食された記録もありました。
そのため、オニヤンマとオオスズメバチ、両者が日本昆虫最強の座を争っていると言えるかもしれませんね!
まとめ
・オニヤンマは日本の昆虫の中では最大級の大きさ
・オニヤンマは肉食性で、時速70㎞で急発進、急旋回、ホバリングなど多彩な飛行が可能
・オオスズメバチとは、食べたり食べられたりといった報告があり、日本昆虫最強を争っている
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