オオスカシバは人を刺すの?毒があって駆除の対象というのはガセ?

オオスカシバはハチのような大きな羽音で飛んでおり、見た目もハチのようです。

ハチの様な見た目のため、オオスカシバは人を刺すのかや毒を持っているのかなど疑問に思うことは多いと思います。

今回はオオスカシバの生態、人を刺すのかと毒性について深堀していきます。

目次

オオスカシバの生態

オオスカシバはハチのような見た目をしていますがガの仲間です。

ハチのような見た目は、鳥などの捕食者から身を守るためにハチに擬態(他の物や生物に似ること)しているからだと考えられています。

飛んでいる姿や羽音はハチと瓜二つで、ハチが嫌いな人はかなり怖いのではないでしょうか?

しかし、実際に間近で見ると目がクリクリしており、緑と黄色、赤の配色がとてもきれいなため、ガが嫌いな人でもオオスカシバは大丈夫という人は多いです。

成虫は6月~9月の間に2回出現し、昼間花やクチナシ(産卵のため)に飛来します。

恐らくオオスカシバを駆除したい人の理由は幼虫がクチナシを食べるからだと考えられます。

蛹から羽化した直後のオオスカシバは翅に灰色の鱗粉を付けていますが、飛び立つ際の最初の一振りで翅の鱗粉は全て落ち、皆さんが見たことがあるオオスカシバの姿になります。

因みに、通常のチョウやガの鱗粉を全て落すと雨水をはじかなくなったり、飛べなくなったりしてしまいます!

オオスカシバはハチのように羽ばたく回数が多いので鱗粉が取れても飛ぶことができるそうです。

オオスカシバは人を刺すのか

オオスカシバはガの仲間なので人を刺すことはありません。

しかし、注意しなくてはならないこととして、同じ季節はハチも同様に出ているということです。

ハチにかなり上手に擬態をしているため、オオスカシバだと思ったらハチだったということも可能性としてはあるかもしれないので気を付けましょう!

オオスカシバに毒はある?

ガの仲間なら毒はあるんじゃ?と思う方もいらっしゃると思いますが、オオスカシバに毒はありません

幼虫にも毒はないため、幼虫から飼育して鱗粉が落ちる瞬間をじっくり観察するのも楽しいかもしれません。

まとめ

・オオスカシバはハチのような見た目だが、ガの仲間で羽化と同時に鱗粉を全て落す

・オオスカシバは刺さないが同じ季節にはハチもいるので注意が必要

・オオスカシバは毒を持っていないため、幼虫の頃から飼育して羽化する瞬間を観察することが可能

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