プラナリアは驚異的な再生能力で多くの人に知られています。
最近では高校の実験授業でプラナリアを使うものもあるようです。
しかし、多くの人が知っているプラナリアですが普段はどこに住んでいて、寿命はどのくらいなのかなどは知らない方が多いと思います。
今回はプラナリアの生態と再生能力などについて深堀していきましょう。
プラナリアの生態
プラナリアはウズムシという仲間の総称で、再生能力を見る実験などでよく使われます。皆さんが知っているプラナリアはナミウズムシという種でしょう。
体長は20㎜~30mmで消化管や脳を持つ生物としては最も原始的であることから生物学の様々な研究で用いられています。
高校の実験でも生命力や生態などを観察するためにプラナリアを使っているところが多いのではないでしょうか。
繁殖には分裂して増える無性生殖と雌雄同体という1匹のプラナリアが雄でもあり、雌でもあるという特性を持っているため、有性生殖の両方を行うことができます。
プラナリアは肉食性で水生昆虫などを餌としているため、飼育下ではレバーや魚の切り身を与えて飼育します。
プラナリアの生息地
プラナリアの仲間は日本のほとんどの地域に分布しており、川の上流や水田などの比較的水質の綺麗な場所にいます。
私自身もプラナリアを野外で見たのは、比較的標高の高い里山の水田でした!
また、熱帯魚や淡水の生物を飼育しているとプラナリアが大量に発生してしまうことがあるため、アクアリウムをしている人たちからは害虫として嫌われている場合もあるようです。
[ad#co-1]プラナリアの再生能力
プラナリアは驚異的な再生能力を持っており、体を縦に真っ二つに切っても、横に真っ二つに切っても、斜めに切っても、サイコロ状に切っても再生します。
さらに、頭がない方からは頭が再生しますし、頭だけを半分に切ったら頭が2つになります。
プラナリアが最も再生できる水温と水質の条件で、再生する限界はどのくらいかを調べる実験では100個以上の断片にしても全ての断片がプラナリアになったという報告がある程です。
さらに驚くべきことは全ての断片に記憶能力があります!
プラナリアに光を当てた場所には餌がでてくるという学習をさせた後、プラナリアを切断すると頭部だった断片以外も再生後に光を当てた場所で餌を待つ行動をとったそうです。
プラナリアの寿命はどれくらい?
プラナリアの寿命は無いと考えられます。
プラナリアは上記のように切れて新しい個体になります。そのためどこからどこまでが1個体の寿命なのかが分からないのです。
しかし、環境が悪くなるとプラナリアは普通に死にます…
水質の綺麗な環境で寿命を老衰の様なものと考えた場合、寿命は無いと言えるのではないでしょうか。
まとめ
・プラナリアは比較的水質の綺麗な川や水田に生息している
・再生能力が高く、100個に切断にしても再生するし、断片ごとに記憶学習している
・寿命は無いが水質などの環境が悪くなると普通に死ぬこともある
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最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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