『シロアリなんてうちの家は関係ない』
そんな風に考えてはいないでしょうか?
シロアリの被害は日本で生活するのであれば、北海道の北部を除いて誰しもが被る可能性のあることです。
こちらでは、実際に自分のマイホーム・住宅がシロアリの被害にあった方たちの体験談やその事例を詳細に紹介しています。
シロアリの被害にあった体験談・事例紹介
シロアリの被害は進んでいたとしても、中々気付けないことがほとんどです。
実際に被害にあった人達の体験や事例を元に、自分の保有する住宅も同じような変化がないか確認していきましょう。
洗濯機の水漏れがキッカケに床下の建材が食い荒らされていた
年齢:40歳
都道府県:静岡県
被害にあった住宅の種類:一戸建て
住宅の築年数:10年
何という種類のシロアリだったか:ヤマトシロアリ
シロアリから被害に気づいたきっかけ・理由・背景
6月の梅雨に入ったころ、浴室に黒い翅アリの死骸を見つけました。
外から入ってきたのだろうとその時は気にしませんでした。
翌日、さらに翌日と毎日2、3匹の死骸を見つけるようになり気になっていましたが、この時はシロアリの翅アリとは思いもしませんでした。
梅雨の晴れ間に浴室の窓を開けて浴室内を乾燥させようと思い、浴室の窓、脱衣所の窓を空けに行った時の事です。
脱衣所の洗濯機の裏に大量の生きた翅アリを発見しました。
数は約30匹ほど。
脱衣所の洗濯機の裏の角にびっしりと群れています。
これはおかしいと気持ち悪かったのですが翅アリの群れを除去すると、クロスの剥がれた部分から大量の翅アリが出てきます。
この時、初めて家にシロアリが生息していると気が付きました。
新築の際には薬剤処理をしていたのですが、シロアリの被害などないと思い、薬剤処理の再施工を行っていませんでした。
一番驚いたのはシロアリと言う名前なのに翅アリが黒いということで。
私のような知識のない人間はこの黒い翅アリを見てすぐにシロアリの翅アリと判断できないと思います。
シロアリの被害に気づいてから解決するまでの流れ・経緯
急いで、家を購入したハウスメーカーに連絡したところ、協力会社の害虫駆除会社の方が様子を見に来てくれました。
床下に潜って確認してもらったところ、ちょうど脱衣所の下に蟻道というシロアリの通る道が確認されました。
原因は以前起こした、洗濯機の水漏れです。
当時は修理の際にきちんと乾燥させたつもりでしたが床下までは考えていなかったため、床下の木材が水分を含んだままだったようです。
脱衣所の角もクロスが剥がれて水分を含んだ壁が腐敗しており、翅アリはここから巣立つために出てきたようです。
このままでは家に影響がありますから急いで殺虫処理と防蟻処理のための薬剤散布をお願いする事となりました。
同時に腐敗した壁面の張替と床下の被害のあった根太という木を交換することとなりました。
シロアリの駆除や住宅の修繕に掛かった費用や期間
薬剤処理に関して約30万。
被害のあった建材の修繕にかかった費用が約20万で合計50万ほどの出費となりました。
施工期間は痛んだ建材の交換に約1日。
その後、薬剤処理が約半日かかりました。
それからはシロアリによる被害の再発は有りません。
シロアリの被害経験から住宅を持つ人に伝えたい事
新築後、シロアリを防ぐ薬の効果は約5年ほどで消えるそうです。
シロアリの被害が多発する海の近くに住んでいる方は必ず薬剤処理を行ってください。
自分の家には無関係と思っていると私のように思わぬ出費に襲われます。
床下の定期点検もあれば必ず受けてください。
早期発見が被害を最小に食い止めます。また、業者の方に聞いたのですが、シロアリの翅アリは5月~6月に発生するようです。
この時期に翅アリを見つけたら捨てたりせずに保管しておいて一度、ハウスメーカーや薬剤処理を行ってもらった害虫駆除業者に相談してください。
見つけた翅アリを見てもらえばその場で判断してもらえます。
苦労して手に入れたマイホームをシロアリにやられるのは辛いものです。
ゴキブリまで増えた上に大量発生したシロアリ
年齢:40代
都道府県:神奈川県
被害にあった住宅の種類:一軒家
住宅の築年数:20年
シロアリから被害に気づいたきっかけ・理由・背景
新築で一軒家を購入すると、数年ごとのメンテナンスなどがあり家の様子をチェックしてくれます。
そういった住宅メーカーのサービスは、その当時は10年程で終了というのが一般的だったと思います。
なので、10年先からは、自宅の様子を自分でチェックして何かあれば、修繕していくという形となります。
ですから、一軒家を持つなら、いつも外も点検しよく自宅の様子を見るべきでした。
ですが、水回りや給湯器の故障には気が付くけれど、シロアリが家に侵入しているとは、あまり想像できません。それでそのあたりは特に気にしていなかったのが問題でした。
シロアリが家に侵入しているとわかるサインがあります。
それはそれほど古くなってきた家でもないのに、季節に関係なくゴキブリが増えます。増えると言っても1週間に一度くらい見る程度のことから始まります。
ゴキブリを見れば、とにかくそのゴキブリを退治しようと必死になります。
ですが、本当は、シロアリが侵入しているサインなのです。
その時期を過ごしてしばらくした時に、玄関のところに羽の生えたアリのような虫が5,6匹いるのに気が付きました。
それがシロアリです。
当時、シロアリそのものを見たことがなかった我が家では、それがシロアリなのかもわからずただ、その部分にスプレーをかけておいたのが最初です。
でも気になることもありました。
それは、その玄関の部分の角の柱の下の部分がなくなっているのです。
そのことと、そこにいる羽のついた虫が結びつくのは、次の段階に入ってからです。
シロアリの被害に気づいてから解決するまでの流れ・経緯
それから数日が経ちました。
玄関のところへ行くと前に退治したはずの羽の付いたアリが沸いていました。
そして玄関の柱を伝って玄関の角が羽のついたアリに覆われています。
そして外にでると、玄関から道路までその羽の付いたアリの道ができていました。
そこで「シロアリ」ということが頭に浮かんだのです。
すぐに業者の人に連絡をして来てくれるのを待ちます。
その間にほうきとチリトリで、シロアリを取ってはゴミ袋へということを繰り返していました。
その時にたまたま近所の人が立ちよってくれたのですが、その事がしられまいと必死で取り払っていたのです。
シロアリの駆除や住宅の修繕に掛かった費用や期間
業者の人達が到着してすぐに作業にはいりました。
一軒家の場合は、キッチンの床下収納口から薬剤を散布する方法と、外から家の基礎の空いている部分にチュープを入れてそこから散布する場合と2つあります。
ベタ打ち基礎の場合は外側からだけでも十分に薬剤が散布できるということなので、外側からの散布となりました。
その間に住人が家を空けなければなれないということは、ありません。
およそ半日程の作業で散布は終わります。その薬剤のにおいがきついということもありません。後はなにもしなくて大丈夫です。
我が家は、普通の住宅メーカーの建物なので、その住宅メーカーで決められた薬剤と平米で金額は一定になります。
だいたい1平米が2000円で工事費込みということでした。
なので、24万円程です。
この金額は、業者さんごとにかなりの違いがあり、標準的な価格というのは一般には分かりにくいものです。
なので、一番いいのは、その建築してもらった住宅メーカーに頼むというのが安心ではないでしょうか。
もちろん他にも探せば価格を低くすることもできます。
ただどんな薬剤をつかっているのか、またその薬剤が何年くらい持続するのかでも違ってきます。
今回、我が家が依頼した薬剤は、10年くらいは大丈夫と言われています。
今は、ゴキブリも全く見ないので薬剤は効いているのだと思います。
シロアリの被害経験から住宅を持つ人に伝えたい事
ゴキブリが家に多く出るということは、それだけでも気持ちが悪い物ですが、シロアリが家に侵入しているというサインでもあります。
シロアリは、気が付いた時には、数えるような数ではありません。
そして我が家は玄関の柱から見つかりましたが、気が付かなければ、どんどん侵入していきます。
なので、家を建てた時から10年をめどに必ずシロアリの駆除をすることをお勧めします。
そしてシロアリが「アリ」という名前がついているものの、実はゴキブリの仲間だということを覚えておくといいです。
ゴキブリの仲間が家にそれだけいるということを想像しただけでも気持ちの悪くなるものです。
さらにその薬剤の効果によってゴキブリ本体も見なくなります。ゴキブリにもその薬剤に効き目があるためです。
あなたの家もシロアリに侵食されているかもしれません
もしも、上記で紹介した事例のように、築年数が10年経っていたり、水漏れなど建材が傷んでしまうような事があったらできるだけ早く対策をとった方が良いです。
知らず知らずのうちに自分の家が倒壊しやすい状態になってしまっているかもしれません。
倒壊しないにせお、食害が進んでいることによって家の一部にリフォームが必要になるなど、予期せぬ大きな出費にも繋がる可能性があります。
『あれ?これシロアリかな?』
『もしかして、これシロアリに食われてる?』
と思ったら、まずは5つのポイントを確認するようにしましょう。
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