私たちの住まいに恐ろしい被害を与える生き物・シロアリ。
いざ家の中で見つけてしまったら、あなたならどうしますか。
勿論、信頼できる専門業者に相談するのが一番確実なのでしょうがお金も手間もかかることを考えると、「少しいるぐらいなら…」と放置してしまう人もいるかもしれません。
もし家にいるシロアリを放置したらどうなるのでしょう?
そもそもシロアリによって家が倒壊してしまうことは起こりうるのでしょうか。
シロアリを放置した場合どうなるのか、家は倒壊する可能性はあるのか、またシロアリの浸食速度について解説します。
シロアリがいるのをそのまま放置するとどうなるか
家にシロアリが住み着いていることが発覚した時、それを放置したらどうなるのでしょうか。
日本で代表されるシロアリにはヤマトシロアリとイエシロアリがいます。
シロアリは単独では脆弱な生き物なので、家で1匹のシロアリを見つけたとしたら他に仲間がいると考えたほうがいいでしょう。
ヤマトシロアリのコロニーは2~3万匹、イエシロアリのコロニーはなんと100万匹にもなるといわれています。
「たかが数匹…」といって侮ることは危険です。
シロアリは木材だけではなく、ゴムやプラスチック、衣類や発泡スチロールまで食べてしまいます。
またその強力な顎はコンクリートにも穴を開けてしまうほどです。
「そんなに居ないし平気」「コンクリートの建物だし大丈夫」という考えは捨てましょう。
放置するといつの間にか木材の内部を食べられてしまい、家が倒れてしまうリスクが高まります。
家の中ではなく庭などで見かけた場合も、シロアリの種類によっては巣の場所を家の中へと移す可能性があるので、念のため業者の方に相談した方が良さそうです。
シロアリの被害で家は倒壊するか:事例はなし
[ad#co-1]とはいえ、ネットでシロアリの被害について調べると散々脅すような文章が並んでいますが実際にシロアリの所為で家が倒壊したケースはあるのか?
結論からいうとシロアリの力のみで家が倒壊した例はありません。
いかに大勢のコロニーを築き上げるシロアリと言えども、家を倒壊させてしまうほど浸食するのには膨大な時間がかかります。
じゃあ対策や駆除をしなくても良いじゃないか、と思う方もいらっしゃるかもしれませんがそう甘くはありません。
日本は地震や台風といった自然災害が非常に多い国です。
シロアリが直接倒壊のダメージを与えることはなくても、シロアリの食害で脆くなっていた家が地震や台風のダメージによって倒壊してしまうケースはあります。
阪神淡路大震災の際に倒壊した家屋のほとんどがシロアリの被害に遭っていたというデータもあるほどです。
備えあれば憂いなしと言いますし、いつか来るかもしれない時のために対策をしておくべきかもしれません。
シロアリの浸食速度について
さて、そんなシロアリの浸食速度はどのくらいなのでしょうか。
シロアリの浸食速度は種類によっても異なります。
季節やコロニーの規模によっても違うため一概にこのぐらいと定義づけるのは難しいですが、大きいコロニーだと一年に数キログラムから数十キログラムも食べるともいわれています。
特に100万匹ものコロニーを築くこともあるイエシロアリの食害スピードは驚異的で、気が付いたら家がぼろぼろだった…ということもあるそうです。
小さなシロアリですが、もたらす被害は甚大になります。
あなたの家はシロアリに侵食されているかもしれません
シロアリを放置してしまうと家が倒れるリスクは高くなります。
シロアリ自身によって家が倒壊するケースは起きたことはありませんが、シロアリによって弱くなった家が自然災害などで倒壊することはあります。
放置していると、知らず知らずのうちに自分の家が倒壊しやすい状態になってしまっているかもしれません。
倒壊しないにせお、食害が進んでいることによって家の一部にリフォームが必要になるなど、予期せぬ大きな出費にも繋がる可能性があります。
『あれ?これシロアリかな?』
『もしかして、これシロアリに食われてる?』
と思ったら、まずは5つのポイントを確認するようにしましょう。
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