オオカミというと日本では絶滅してしまったという考えられていますね。
また、イヌの起源というのはオオカミだったそうです。
オオカミが飼いならされてイヌとして家畜化されたとしたらペットとして飼育できるのか。
今回はオオカミはペットとして飼育することが可能なのか深掘りしていきたいと思います。
オオカミはペットとして飼育できる?
現在多くの人が飼っているイエイヌは1万5000年以上も前にタイリクオオカミを飼いならした動物であるとされています。
それならば飼育は可能なのかが気になるところですが、飼育は困難極まりないようです。
また、日本で飼育することは不可能だと言えます。
その理由はオオカミは日本でも絶滅してしまった動物であり、世界的にも非常に貴重な動物だからです。
オオカミは愛玩動物としての利用や販売目的での輸入・輸出も禁止されているためペットとしての飼育はほぼ100%無理といえます。
ただし、日本では入手が困難なだけで届け出等を出して法律さえ守っていれば、飼育自体は禁止されているわけではないので完全に不可能といわけではありません。
飼育可能なオオカミに近縁な種類
オオカミを飼育することは現実的には難しいですが、オオカミに近縁なイヌは日本でも飼育は可能です。
その種類とは狼犬(おおかみけん)と言い、ハスキーやシェパードなどとオオカミを交配した犬種になります。
日本で犬種認定されているものであれば大型犬の1種として扱われるためペットとして飼育するのは現実的です。
犬種として認定されるのは『サーロス・ウルフホンド』と『チェコスロバキアン・ウルフドッグ』という犬種です。
飼育を始める際には犬種を確認にしないと犬種として認められない場合もあるので注意が必要ですね。
狼犬(ウルフドック)の特徴
上記で挙げた『サーロス・ウルフホンド』と『チェコスロバキアン・ウルフドッグ』はそれぞれ特徴が違います。
チェコスロバキアン・ウルフドッグはどちらかというとイヌの特性を強く受け継いでいる犬種で、外見はオオカミに似ていますが性格は内向的で大人しく素直です。
しっかり訓練をすれば人の子供にも優しく、他のイヌと一緒に飼育することも可能だと言われています。
それに対して、サーロス・ウルフホンドはオオカミの特性を強く引き継いでいおり、やや大きめで運動神経が非常に高いです。
性格は内向的で警戒心が強いですが、主人や家族に対しては愛情深いため、しっかりと厳しい訓練をすることで忠実に従える必要があります。
主従関係が逆転すると大変なことになるため、初心者には飼育できない犬種だと言われています。
狼犬の販売値段は?
日本ではサーロス・ウルフホンドもチェコスロバキアン・ウルフドックも販売されていないので海外の専門ブリーダーからの輸入が必要になるため、明確な値段はわかりません。
ただ、日本でも販売されているハイブリッドウルフドック(ウルフドックと純犬種の交雑種)は15~25万円で販売されているそうです。
飼育に必要な面積が1匹あたり30平方メートル必要で運動時間も1日2-3時間必要なため、国内で飼育されている頭数は500頭程度だと言われています。
色々と紹介してきましたが特にオオカミは自然下で生態系の頂点に立つ動物なので人と暮らすのはあまり現実的ではないのかもしれませんね。
飼育は動物中心の生活をできる基盤を作ってから挑戦する必要がありそうです。
まとめ
・オオカミをペットとして飼育するのはほぼ不可能
・オオカミとイヌの交雑種であるウルフドックはオオカミよりも飼育は現実的
・ハイブリッドウルフドックの販売値段は15~25万円
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