オカピの生態と性格は?野生で見られる生息地はどこ?

オカピという動物をご存知でしょうか?

オカピの見た目は“シマウマ”の様な見た目ですが、キリンの仲間であり、キリンの先祖でもある動物です。

ですが、その見た目からシマウマの仲間だと思われた事や、キリンの方が先に見つかった事から、キリンの仲間と定着した様です。

 

今回はオカピの生態と性格、野生で見られる生息地について解説していきます。

目次

オカピの生態

偶蹄目(ぐうていもく)キリン科オカピ属に分類される偶蹄類です。

キリンの先祖とされており、20世紀に入りその存在が確認された珍しい動物でもあります。

 

キリンと同じ偶蹄目の動物の特徴の2つに別れた蹄を持っていおり、当初シマウマの仲間と言われていたが、シマウマの蹄は1つしかなく、キリンの仲間であるとはっきりと分かっています。

 

シマウマの仲間と言われるだけあり、キリンの仲間には見えない形態や体色をしているのが特徴的です。

 

キリンの仲間というと首が長いイメージですが、オカピは首が長くありません。

 

キリンは“キリン科キリン属”と“キリン科オカピ属”に分類される為です。

なので、首が長いキリンは“キリン属”、長くないキリンを“オカピ属”と呼ばれます。

 

肩高1.5〜2m程で、耳は大きい、体つきはキリンほどではなく、体長2〜2.5m程、体重200〜300kgとウマに似ていますね。

 

体色は濃い赤褐色や黒色に近い暗褐色などの体毛で覆われており、臀部や四肢には白っぽい特徴的な縞模様があります。

その縞模様が美しく、“森の貴婦人”とも呼ばれています。

 

口元から頬、首にかけては白っぽく、耳はロバの様に大きく、体毛は雨をはじく為油分のある短い毛をしています。

頭には2本の角があり、青白く、耳まで届く長い舌を持っているのが特徴的です。

 

草食性で主に木の葉や芽、果実などを舌で絡め取って食べる他、地上の草やシダ類も食べます。

 

主に昼間に活動するが、時には夜間に活動する事もあり、これもふつうのキリンとは異なる点ですね。

 

決まった繁殖期は見られないと考えられており、飼育下での妊娠期間は440〜460日と長く、雌は1産1子を出産します。

生まれたばかりの子供の体重は14〜30kg程で、体高は75cm程度で、30分程で立ち上がる事ができるようになるとか。

授乳期間は1年程で、3年程で大人と同じくらいの大きさになります。

 

飼育下では、雌は1年7ヶ月、雄は2年2ヶ月ほどで繁殖できるとされています。

野生下での寿命などは明確にされていないが、飼育下での寿命は15年程度か30年を超えるものもいるようですね。

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オカピの性格

オカピは警戒心が強く、野生の個体を観察する事は困難だと言われています。

 

その為、野生下でのオカピの様子は詳しく分かっていないのが現状です。

聴覚、視覚ともによく発達しており、群れは作らずに単独で行動します。

オカピの野生で見られる生息地

ゴンゴ民主共和国やガボンの熱帯雨林に生息していて、開けた草原などでは見ることができません。

 

英名では「forest giraffe」と呼ばれる事もあり、標高500〜1000m程のところに生息しています。

まとめ

・オカピはシマウマによく似ているが、きちんとしたキリンの仲間

・オカピは他の動物に比べて妊娠期間が長いことが特徴でもある

・縞模様がとても綺麗で“森の貴婦人”とも呼ばれているキリンの先祖

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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