和猫と洋猫(海外)の違いは?顔や毛質など見分け方についても解説

猫はお好きでしょうか。

最近では犬の飼育頭数よりも猫の飼育頭数の方が多いというデータもあるほど猫人気が高まっています。

飼育はしていなくても動画を見て癒されたり野良猫をよく見かけたりする、なんて人は多いはずです。

そんな馴染み深い猫ですが、和猫と洋猫という種類に分かれることをご存知ですか?

書いて字のごとく日本由来の和猫と、アメリカンショートヘアやマンチカンといった純血種のことを指すのが洋猫になります。

具体的にはどんな違いがあるのでしょう。

和猫と洋猫の違い、それぞれの特徴や見分け方について解説します。

目次

和猫と洋猫の違い

世界中で愛されるいわゆる猫(イエネコ)の祖先はリビアヤマネコといわれています。

見た目は現在のイエネコとほとんど差がありませんが、やや大きく少々スラっとした体格をしているそうです。

野生動物なのでイエネコよりも攻撃的な性格ですが、他のヤマネコと比較すると穏やかな性質を持っているといわれています。

そのリビアヤマネコをネズミ退治させる目的で家畜化させたことがイエネコの始まりです。

中世ヨーロッパにおいて猫は魔女狩りの標的になり迫害を受けた時代もありますが、やがて愛玩動物としてその地位を確立します。

 

環境に適応することで種を固定化したアメリカンショートヘアーなどの自然発生タイプ。

突然変異によって現れたマンチカンなどの突然変異発生タイプ。

純血種同士を人間が交配させることによって誕生したヒマラヤンなどの人為的発生タイプの品種に分類されました。

こうしてTICAやACFAといった猫の血統登録機関から認められた純血種を洋猫と呼ぶのです。

一方、日本に猫が渡ってきたのは中国由来だといわれています。

やはりネズミを狩るために持ち込まれましたが、平安時代には既に愛玩動物として親しまれていたという記録が残っているそうです。

江戸時代には現在の日本猫の特徴が固定されていたといわれていますが、和猫は洋猫のように一つの品種として扱われることはありませんでした。

それが第二次世界大戦後になると外来種との交雑が活発に行われるようになり、それまで日本という列島の中で確立されてきた純粋な和猫はほぼ絶滅状態に陥ってしまいます。

現在も和猫の特徴を持つ猫はたくさん見かけますが、そのほとんどが海外の猫との混雑種なんです。

和猫の特徴と性格

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そんな和猫ですが、どんな特徴を持つのでしょう。

和猫は品種を固定しておらず、その毛色は三毛猫や黒猫、白猫、ハチワレやキジトラやサバトラなど様々です。

また全体的に短毛で鼻筋がしっかりとしており、顔は丸っこくなっています。

洋猫と比較すると尾が極端に短いものがいるのが最大の特徴と言っていいでしょう。

正確には日本猫には分類されませんが、この特徴的な尻尾を持ち日本猫を元に品種改良された純血種にジャパニーズボブテイルがいます。

他に先天的に尾の先が曲がっている、いわゆるかぎ尻尾と呼ばれる猫が多いのも日本猫の特徴です。

毛色によっても違いがあり個体差もありますが、穏やかで愛嬌のある性格をしている猫が多いといわれています。

洋猫の特徴と性格

猫は犬ほど品種によって大きく差がある訳ではありませんが、それぞれ特徴を持ち性格の傾向も違います。

大きな体と長い毛を持ち非常に賢いメインクーンや、ワイルドな見た目とは裏腹に大人しい性格のベンガル、小柄で好奇心旺盛なシンガプーラ、垂れた耳と穏やかな性格が人気の巣子ティッシュフォールドなど、数えきれないほどの特徴と性格に分かれるのです。

一見似たように見える洋猫の品種ですが、その違いは非常に興味深いのでぜひ詳しく調べてみてくださいね!

顔の毛質・見分け方について

先ほどから述べているように純粋な和猫は姿を消しつつあり、「これは日本猫だ!」と断言することは難しくなっています。

犬のコーギーのように尻尾が短かったり、耳の毛が短かったり、鼻筋が通ってきりっとした顔つきの猫は日本猫の特徴を引き継いでいる可能性が高くなります。

また、一般的に長毛種であったり耳が大きかったりすると洋猫と判断されることが多いそうです。

和猫でも洋猫でも、飼育する機会に巡り合ったらうんと可愛がってあげましょう。

まとめ

・洋猫はそれぞれ純血種がいるが、和猫は世界大戦後洋猫との交配が進み純粋なものはほとんどいない

・和猫は様々な毛色を持ち、尻尾に特徴を持つ穏やかな性格の個体が多い

・洋猫は品種によって差異がある

・見分け方としては尻尾の長さや耳や身体の毛の長さなどがある

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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