ハクビシンという動物をご存知でしょうか。
ちょっと変わった名前をしていますが、都会に出没することもある比較的身近な哺乳類です。
一体どんな生き物なのでしょう。
ハクビシンの生態や性格、野生の個体の生息地について解説していきます。
ハクビシンの生態
ハクビシンは哺乳綱食肉目ジャコウネコ科の動物です。ハクビシンは感じで書くと白鼻芯と書く、その名の通り頭から鼻筋にかけて白いラインが入っています。
タヌキと間違えられることが多いですが、イヌ科のタヌキと違いどちらかといえばネコに近い生き物になります。
体長50~75cm、尾長40cm程度、3.5~6.0kg程度でネコのようなしなやかな体つきをしています。
夜行性であり昼間は寝床などで休息しています。夜になるとエサを求め行動を始め、木に登って木の実を食べたりします。
電線を移動することもあり、非常に木登りが上手で器用な動物です。
草食性の強い雑食性の良きもので果実や昆虫など様々な物を食べますが、特に果実を好んで食べると言われています。
多くのネコの仲間に共通して言えることなのですが、排泄物の悪臭を放つことで有名です。また肛門腺が発達しており、襲われるとそこから強烈な匂いの液を出すことで外敵を威嚇します。
特に繁殖期などはありませんが、年に1度のペースで2~3頭の子供を出産します。子供は約1年ほどで性成熟するようです。野生下での寿命は約10年といわれていており、飼育下ではなんと25年も生きた個体がいるそうです。
メスとその子供は他の母子と集団で群れを作ることもあり、10~20頭にもなるといいます。
森林などの生息地が減少していく一方で、都会に進出するなど新しい環境に適応することが出来る強かさを持っています。
可愛らしい見た目をしていますが、害獣としての側面も持ち特に匂いの強い糞尿や騒音で悩まされる方も多いようです。
民間人の捕獲は許可されていないそうなので、そして何より危険なので、もし家に棲みついてしまったら専門家の方に相談しましょう。
ハクビシンの性格
[ad#co-1]ユニークな顔の模様に可愛らしい顔立ち。そんなハクビシンはどんな性格をしているのでしょうか。
小動物や昆虫なども食べますが、草食寄りのハクビシンは非常に大人しくて臆病な性格をしています。人間と鉢合わせたら基本的には逃げの一手。自分から襲い掛かってくることはないようです。
しかし、人間の方から近づいて行ったら話は別です。野生動物として生き残るため、ハクビシンは怖がりながらも、いや怖いからこそ抵抗し反撃に出るでしょう。
臆病なハクビシンに刺激を与えないためにも、無闇に近づこうとするのは止めておいた方が良さそうです。
野生のハクビシンがいる日本の生息地
実はハクビシンは日本の在来種か外来種かはっきりしていません。
日本のハクビシンは顔の模様が海外の個体と異なっているから在来種とする主張、九州地方などで連続的に分布していないから外来種だとする主張…などがあります。
身近な所に潜んでいるはずのハクビシンですけど、なんだかミステリアスな存在に見えてくるから不思議ですよね。
さて、そんなハクビシンはどこに生息しているのでしょうか。
結論からいうと日本列島のほぼ全域に生息しています。低い土地の森林などで生活していることが多いようですが、最近では都市部などでも目撃情報があるようです。
東京都内でも電線の上を歩いている姿がたびたび見られます。
見つけても触ろうとはせず、静かに見守ってあげるのが吉ですね^^;
まとめ
・ハクビシンはタヌキによく似た木登りが上手な生き物。
・ハクビシンは臆病で大人しい性格をしている。
・ハクビシンは都心部も含めて、日本全域に生息している。
最後まで読んだ下さり、ありがとうございました!
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