クロヒョウとヒョウの違いと関係は?なぜ黒いのか柄についても解説

鋭い目つきに、黒い毛並みに覆われたしなやかで力強い体を持つクロヒョウ。

そんなクロヒョウですが、誰もが一度は「クロヒョウとヒョウってどんな関係なの?」と思ったことがあるのではないでしょうか。

彼らの特徴はどういったものなのでしょう。

真っ黒なクロヒョウと特徴的な模様を持つヒョウの違いはなんでしょうか。

そもそも何故クロヒョウは黒い体毛をしているのでしょう。

クロヒョウとヒョウの特徴と関係性、何故クロヒョウは黒いのかを解説します。

目次

クロヒョウの特徴

クロヒョウは哺乳綱ネコ目ネコ科の生き物です。

ヒョウはネコ科の動物の中でも広い範囲に生息する生き物ですが、クロヒョウは特にマレー半島などの草木が生い茂った場所に多く生息しています。

これはサバンナなどの視界が開けた場所ではクロヒョウは目立ってしまい狩りが上手く行かない一方、草木が多いと黒い毛が保護色となり、有利に立ち回ることが出来るそうです。

クロヒョウとヒョウの違いと関係、何故黒い毛をしているかは後ほど解説します。

ヒョウの特徴

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ヒョウは哺乳綱ネコ目ネコ科に属している、同じネコ科のライオンやトラと並んで世界的にも認知度の高い生き物になります。

体長100~150cm、体重30~90kgで、オスはメスよりも大柄になります。

しなやかな体は黄色がベースとなっており、ヒョウ柄と呼ばれる花のような黒い模様があるのが特徴です。

似たような模様がジャガーにもありますが、ジャガーの花のような黒い輪の模様の中には更に小さな斑点模様があります。

どんな環境にも適応できる強かさがあり、ジャングルやサバンナ、シベリア地方など様々な場所に生息しているそうです。

基本的には単独行動で、昼間に動くこともありますが夕方以降に活動を始めることが多いと言われています。

狩りの際には茂みなどに身を潜めながら音を立てず獲物に近づき、距離が縮まったところで襲い掛かったり、木の上からいきなり飛びかかったりするそうです。

狩りの標的はシカなどの哺乳類の他、魚や鳥になります。

アジア圏に生息しているヒョウはパンダを捕食することもあるそうです。

身体能力が高く、時速約60kmで走る他、木登りが得意で顎の力も強力になります。

ライオンやヒヒなど、意外にも多くの天敵が存在するそうです。

繁殖期は生息地によって様々で、妊娠期間は約3か月となっています。

一度の出産で2~3頭の子供を産むそうです。

身体能力が高く、時速約60kmで走る他、木登りが得意で顎の力も非常に力強いそうです。

クロヒョウとヒョウの違いと関係性

そんなクロヒョウとヒョウですが、一体どんな関係性なのでしょうか。

実はこの2種、別種だと思われがちですがクロヒョウはヒョウの黒変種、つまり全く同じ生き物なんです。

通常の毛色をした親から1匹だけクロヒョウが生まれるということもあるといわれています。

ちなみに、ヒョウと同じように真っ黒なライオンやジャガーが生まれれてくることもあるそうです。

クロヒョウは柄ではなく何故黒いのか

それでは何故クロヒョウの毛はあの特徴的な柄模様ではなく黒なのでしょう。

それはメラニズムという劣性遺伝を持った親同士が子供を作ることで、まれに黒い個体が生まれてくることがあるのです。

実は、真っ黒に見えるクロヒョウにもよく見てみると柄模様が入っています。

パッと見ただけではよく分かりませんが、赤外線が当たると見えることがあるそうです。

動物園などでクロヒョウを見かけたら、是非確認してみて下さいね。

まとめ

・クロヒョウは木々が生い茂った地域に多くいる傾向がある

・ヒョウは身体能力が高い肉食獣である一方、ライオンやヒヒなどの天敵も多い

・クロヒョウとヒョウは分類上で言うと同種の動物である

・よく見るとクロヒョウにもヒョウ柄が入っている

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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