サイは日本に生息しない動物なので馴染みはないですが、なぜか小さい頃から名前を知っていますよね!
サイと言っても動物園に行くと『クロサイ』や『シロサイ』という名前で紹介されています。
色が違うのかなんなのかイマイチわからないんですよね^^;
今回はそんなクロサイとシロサイの違いと見分け方について深掘りしていきます!
サイの生態
世界全体では現生のものでサイは5種類います。
今回取り上げていくシロサイとクロサイはアフリカ大陸の東部と南部に生息しています。
他のインドサイはインドからネパール、ジャワサイ、スマトラサイはマレーシアとインドネシアの一部に分布しています。
現生のサイで特徴的なのは毛が全くないというところです!
そのため、寒さには弱いのか、寒冷地域には生息していません。
昔は大繁栄していた種類の動物だったようですが、人間の狩猟や乱獲によって激減して今の生息分布になったと考えられています…
シロサイ
シロサイはサイ科シロサイ属に分類されるサイです。
現生のサイの中で最も大きな種類で体長は370~400cm、体重2300kgにもなります。
記録では3600kgの個体が確認されています。
クロサイ
クロサイはサイ科クロサイ属(Diceros)に分類されるサイです。
体長は280~290cm、体重は350~1300kgと、シロサイと比べると体重は半分くらいしかありません。
若葉や新芽などある程度食べるものを選定しているので、上唇は物をつかむのに適応しています。
動物園にいたクロサイはこのような感じ
クロサイとシロサイの違いと見分け方は?
名前ではシロサイ、クロサイとまるで色が違うかのような名前をしていますが、どちらも体色は灰色または灰褐色です!笑
見た目は似ていますが、分類上でも属が違うので全く異なる生き物です。
細かい違いは色々とあるのですが、最も大きな違いだと言えるのは体の大きさですね。
他にもわかりやすいのはシロサイの方が大きくて長い角を持っています。
クロサイの角はやや小さいのですが、若干額が出っ張っています。
また、シロサイは”wide”と”white”を聞き間違えたことでシロサイと言われるようになったそうです!
実際は”大きいサイ”という由来だったのに、そのまま間違いが採用されているのが不思議ですね 笑
サイが絶滅に瀕している理由
サイは人間による乱獲によって数を減らしています。
乱獲される理由はサイの角が『滋養強壮剤』として効果があるとか、ガンに効くなどベトナムで宣伝されているからです。
実際にはそのような効果はないらしく、誤った情報から狩られてしまっているようです…
まとめ
・シロサイとクロサイの違いは体サイズ、角の大きさなど
・シロサイは大きなサイという意味合いだったのに”white”と誤訳された
・角が滋養強壮になるという間違いが信じられて乱獲されている
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