スズメバチにも色々種類があるという事をご存知でしょうか。
本州では見れなくても、沖縄には生息しているスズメバチもいます。
そのうちの一つが、ツマグロスズメバチという種類です。
ツマグロスズメバチの毒性や、刺されてしまった時の対処法を解説していきます。
ツマグロスズメバチの特徴
スズメバチは昆虫綱ハチ目スズメバチ科の昆虫で、攻撃的な性格でハチの中でも大型の種類です。
社会性の高い昆虫で、巣を守るため大型の動物も攻撃してくることがあります。
好戦的な性格をしており、知らずに巣の近くにいると襲われてしまうこともあるそうです。
幼虫は多くは昆虫類を食し、成虫が捕えた昆虫などを噛み砕いて作った肉団子を与え、成虫は終齢幼虫の唾液腺から分泌される液を主食とします。
日本には16種類のスズメバチが存在しており、その中の1つがツマグロスズメバチです。
女王蜂は25~28mm、働き蜂は20~22mmで、他の種と比較するとやや小ぶりなハチになります。
黒と黄色の二色の腹部が特徴です。
世界的に見ると広い地域に生息しており、日本では主に沖縄のみで観測されているハチになります。
活動時期は4月~12月だと言われており、幼虫の餌には昆虫や果物などを好んでいます。
台風対策のために巣を高い所には作らず、草むらや低い木の枝など地面に近い場所に作ることが多いようです。
巣は同じ徳利をひっくり返したような形のとっくり型で、最大で直径が70cmほどになることもあり、9~10月は働き蜂は800頭にもなるといわれています。
ツマグロスズメバチの毒性
[ad#co-1]ツマグロスズメバチはさほど攻撃的ではありませんが、巣をするなどした場合襲い掛かってくることがあり、他のスズメバチ同様毒性を持ち合わせています。
毒針を持つのはメスだけで、卵を産むための産卵管あるいはそれが変化したものになります。
ミツバチの針には返しがあるため刺さる取れなくなる一方、スズメバチの針には返しが無く、ミツバチのように一度刺したら死んでしまうこともないため、毒液がある限り何度も刺し続けてきます。
また、毒液は空中に飛ばすことも可能で、その毒液によって仲間のスズメバチが集まり、目に入った場合は失明することもあるそうです。
毒液は体内に入るとアナフィラキシーショックを起こし、最悪死に至ることもあります。アナフィラキシーショックとは、免疫の過剰反応によってアレルギー症状を起こすことです。
ツマグロスズメバチに刺された時の対処法
もしも、沖縄に旅行などに行ってツマグロスズメバチに差されてしまった場合どうすれば良いのでしょうか。
まずパニックにならず速やかに離れてください。
この時、手で払ってハチを攻撃しないようにしてください。
手で払うことによって、ハチを刺激してしまうことがあります。
意識がもうろうとする、嘔吐があるなどのショック症状がある場合は、すぐに救急車を呼んでください。
アレルギー反応の疑いがあるため、一刻も早く医療処置を受ける必要があります。
飲み水などがあれば患部を流水で洗い、毒を絞り出してください。毒は口で吸い出そうとはしないようにしましょう。
タオルなどがあれば冷やして患部に当てて冷やしてください。
頭を低く足を高くした仰向けの状態で待ち、手足に刺された場合は心臓に近い方を紐で縛っておきましょう。
10分おきに縛る場所は緩めるようにしてください。
適切な応急処置が出来るか否かが重要です。冷静に行動しましょう。
まとめ
・ツマグロスズメバチは沖縄の方に生息するスズメバチの一種。
・ツマグロスズメバチは非常に危険な毒性を持つ。
・もしも刺されてしまった場合には迅速に対応する必要がある。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
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コメント
コメント一覧 (2件)
台湾に来ていてたまたまプールに死んでいたので、自由研究しようと思ってこの蜂の名前なんだろ〜ってところから探してました!かなり参考になりましたありがとうございます!
コメントありがとうございます!
ツマグロスズメバチを台湾で観察されたんですね^^
参考になったようで良かったです!