ヤマカガシの見分け方は?他のヘビと写真や画像で徹底比較

日本の毒ヘビというとマムシというイメージですが、本土にいる毒ヘビにはヤマカガシというものもいます!

ヤマカガシはシマヘビと同じナミヘビ科のヘビなので顔つきはこの2種類に似ています。

今回はヤマカガシ見分け方について写真画像も交えて紹介していきたいと思います。

目次

ヤマカガシの特徴

ヤマカガシは全長60~120cmほどのヘビでマムシと比較するとやや大きい目で本土にいるヘビとしては中型に位置する大きさです。

体色は暗緑色をベースに赤と黒のが交互に入った色鮮やかな模様が入っています。

かなり特徴的な体色をしていますがヤマカガシの体色は個体差や地域差が非常に強いです。

黄色のリング上の模様がなかったり、赤色が全くない場合もあります。

そういった意味ではかなり判別するのが難しいヘビということになります。

また冒頭でも言ったようにヤマカガシは毒蛇です。

有名な毒ヘビといえばマムシやハブですが、ヤマカガシが持つ毒はこの2種類よりも強力な毒を持っています…。

毒についてはこちらの記事で解説しています。

他のヘビとの見分け方を写真や画像で比較

一般的に見られるシマヘビ、アオダイショウ、マムシとヤマカガシを比較していきます。

hebi

まず、頭の形についてですが同じナミヘビ科のシマヘビとアオダイショウは顔が扁平なのですが、ヤマカガシはこの2種類に比べてやや顔に厚みがあります。

目から鼻先までの長さがやや短いところも特徴です。

よく『毒蛇は頭が三角形をしている』と言われていますが、これはクサリヘビ科のヘビのこと指していてこの4種類の中ではマムシがそれに当たります!

ナミヘビ科のシマヘビ、アオダイショウ、ヤマカガシは上から見ると頭は角ばっているので三角形には見えづらいです。

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体色や模様についてはヤマカガシの特徴的な赤いウロコ部分が出ていれば一目瞭然で見分けることができます。

マムシとは体のサイズも違えば頭の形も違うので混同することはほとんどないでしょう。

ヤマカガシがシマヘビやアオダイショウと決定的に違う部分はウロコの質感です。

シマヘビとアオダイショウはウロコにツヤがあって睨めらかな印象ですが、ヤマカガシは少しくすんでいて質感もザラザラしています。

また、個体差や地域差で模様が違うといっても黒の斑紋が消えることはほとんどありません。

黒の斑紋が赤または地の緑色と交互に入っている場合はヤマカガシと判別することができます。

これまであげてきたように見分ける際に見るポイントはいくつもあるので複数の箇所を確認して
総合的に判断すると間違うことはなくなる
と思います。

ただ何の種類だか判断しかねる場合は近づかないことに越したことはありません。

一応ヤマカガシに噛まれることは稀なケースですが、危険な毒ヘビなので見つけても観察する程度で無理に捕まえたりはしないようにしましょう。

まとめ

・マムシは体サイズや頭が三角形のため混同しづらい

・シマヘビとアオダイショウとの決定的な違いはウロコの質感

・ヘビの見分け方については複数の判別箇所をみて識別すると良い

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日本に生息するヘビの総まとめ
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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (12件)

  • この間見たヘビの横原が赤かったので、ヤマカガシかとは思っていましたが、動画を見て、確信しました。ありがとうございました。

    • 今年は暑かったので9~10月はヘビの活動が活発でしたからね。
      お役に立てて嬉しいです!

      • 今日トイレに入ると便器に蛇が絡みついていましたどこから入ったのか排水口から入るのでしょうか?近所のご主人に捕まえてもらったのですが、まむしは排水口から入るのでしょうか?

        • コメントありがとうございます。
          海外ではトイレの排水口からヘビが入る事例は過去にありますが、日本では聞いたことが無いですね。
          他に侵入できるような場所がなければ可能性はあると思います!

  • 先日、和歌山県日高川町の寒川と言う場所で、鮎釣りをしていました。鮎釣りと言っても渓流釣りの方がピンとくるような場所ですが。川の直ぐそばで体長60㎝程の1匹の蛇を発見しました。今まで見たことのない蛇だったので、変わった蛇やなぁーと思い、小石を放りました。すると鎌首をもたげて威嚇してきました。更に石を放ると、コブラのように首の部分を扁平にして石を放った方向に口を開けて掛かってきました。胴体は黒みがかっていて薄灰褐色の斑点があり、頭から首の両サイドは黄色が混じってます。異常が主な特徴ですが、これもヤマカガシなんでしょうか。鮮明ではないですが、写メも撮っています。

    • >>頭から首の両サイドは黄色が混じってます

      こちらヤマカガシの特徴でもあるので、そうだと思いますね^^
      全体的に色が暗い個体のヤマカガシもいるので、特徴的な部分が共通していればヤマカガシと判断しています!

  • 大分ではガラヘビと言って青大将と違って体に柄があるからですがカエルのいるところには良くいました。

    • なるほど!地方ではそういった呼び方をすることもあるんですね^^
      とても勉強になりました。

  • 小学生のころ、ときどき近所の池でヤマカガシ(小さかったので、おそらくまだ幼体)を見つけて捕まえていました。幸い咬まれたことはありませんが、今思い返すとなかなかに命知らずなことをしていたと思います(ちなみに毒があることは知っていました)笑。
    まぁ、ウチの父親は子供のころ、捕まえた上にポケットに入れて持ち歩いていたと言っていましたが・・・。

    • 俺と似ていますね。俺の場合は一メートル強くらいの大ヤマカガシだったので、さすがにポケットに入らなくシャツの中に入れて持ち歩いてました笑

      • それはかなり大きな個体ですね!
        1m超えるものは僕自身は1度した見たことがないです…

    • 子供の頃は知らないが故にそういった危険を冒してしまいますよね^^;

      ただ、一昨年とかに子供がヤマカガシに噛まれて病院に運ばれている事例もあるので、扱いというのは気をつけていきたいですね。

      その予備知識として身につけてもらえればと思ってブログを運営させてもらっています。

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