日本のヘビの種類は?写真や画像付き一覧で名前や生態を紹介!

『ヘビ』と一括りにして表現しますが、日本には36種類と多くのヘビが生息しています。

世界で見れば3000種類もおり、南極大陸以外には生息するかなりメジャーな生き物です!

一般的に本州で見られるヘビは有名ですが、沖縄や奄美大島などの離島に生息している種類はなかなかお目にかかることのできないものも多いです。

今回は日本ヘビ種類について写真画像を交えながら紹介していきます。

目次

本州にいる日本のヘビの種類

本州に生息するヘビは主に8種類でその中でも特に代表的なのが

“アオダイショウ””マムシ””シマヘビ”の3種類ですね。

他の種類においては恐らく見たことがないという方が多いのではないでしょうか?

アオダイショウ

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アオダイショウは本州に生息するヘビの中で最も大きいヘビです

体長は最大で2m近くまで大きくなります。

性格は温和なので脅かしたり、変な捕まえ方をしなければ咬まれることはありません。

幼蛇(子供)の頃は模様があってマムシに見えるのも特徴ですね。

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シマヘビ

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シマヘビという名前の通り体には特徴的な縦縞が入ります。

シマヘビも比較的大きなヘビで150cmほどまで大きくなります。

中には体が真っ黒なカラスヘビと呼ばれる黒化個体も存在します。

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ヤマカガシ

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ヤマカガシは暗緑色をベースに赤と黒のが交互に入った色鮮やかな模様をした特徴的なヘビです。

シマヘビとアオダイショウ同様にナミヘビ科の仲間ですが、ヤマカガシには毒があります。

毒性についてはマムシよりも強いため、怖がられますが毒牙が奥の方にあるため被害は少ないです。

率先して噛みつくようなヘビではないので遭遇しても恐れる必要はありません。

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ヒバカリ

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田んぼなど水辺がある場所でよく見られるヘビでヒバカリという種類がいます。

名前の由来は咬まれると命がその”日ばかり”ということから来ていますが、毒を持っておらず性格も大人しいです。

よく見かける上に小さくので捕まえやすいヘビだと言えるでしょう。

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ジムグリ

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個人的には本州で見られるヘビの中ではジムグリが一番好きですね。

漢字では『地潜』と書くように地中に潜っており、モグラやミミズを捕食する特徴的なヘビの仲間。

土の中に潜っているため見つけようと思っても遭遇する機会は少ないですが、赤い色をしていてお腹はタイル状のきれいな模様をしているため非常に魅力的です!

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シロマダラ

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シロマダラは見つけづらいので幻のヘビという謳い文句がついたりしますが、決して個体数が少ないわけではありません。

体長は30‐70cmと小さめですが、食性は肉食で主にトカゲやヤモリなどの小型爬虫類を捕食しています。

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ニホンマムシ

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マムシは多くの人が名前を知っている日本の毒ヘビですね。

体色は地味ですが模様があり、頭が三角形で顔つきは見るからに毒蛇です。

咬まれるケースは気付かずに踏んづけてしまうことで被害に合うケースがよく見られます。

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タカチホヘビ

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タカチホヘビは見たことがある人が少ないと思います。

ジムグリと同様に主に地中にいるため中々見つけられない比較的珍しいヘビです。

鱗が特徴的で体が伸びると鱗と鱗す隙間が開きます。

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本州以外に生息する日本のヘビの種類

日本に生息するヘビのほとんどは沖縄や奄美大島周辺の離島に生息しています。

まだまだ私も見たことがある種類が少ないので写真を撮れている種類が少ないですが、一部画像・写真付きで紹介していきます!

イワサキセダカヘビ

イワサキセダカヘビは石垣島、西表島に生息しています。

また、名前の通り背中が盛り上がっているため断面が三角形になっているそうです!

特徴的なのはほぼ陸貝しか食べないという変わり者です。

私も探したことはありますが残念ながら観察できず、またリベンジして見に行きたいヘビですね!

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ブラーミニメクラヘビ

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ブラーミニメクラヘビはぱっと見ただの黒いミミズですが、よく見ると鱗があってヘビだということがわかります!

南西諸島、小笠原諸島、八丈島、九州の一部でも生息が確認されています。

恐らく外来種ですがアリやシロアリ、ウジなどを食べるため生態系に大きく影響はしないと考えられています。

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シュウダ(臭蛇)

シュウダとは臭蛇と書くように臭い匂いを出します。

身近なヘビで言うとアオダイショウに近いと言われています。

日本では尖閣諸島や与那国島でしか観察することができません。

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スジオナメラ

スジオナメラというヘビは日本には2亜種おり、タイワンスジオは台湾から沖縄中部に移入され、サキシマスジオは宮古島、八重山諸島に生息しています、

タイワンスジオ

移入種なので日本最大のヘビと紹介されることはないですが、サイズは270cmにもなる大型のヘビです。

サキシマスジオ

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アオダイショウ同様に日本最大のヘビですが、確実にアオダイショウより大きいです。

最大だと250cmまで大きくなるそうです。

この写真のスジオもかなり大きく、首を掴んだ状態で手を頭の上に持ってきても体が地面についていました…。

ちなみにこの個体は西表島で観察したものです。

リュウキュウアオヘビ

リュウキュウアオヘビは奄美大島や沖縄でよく見られるヘビです。

昼行性なので昼間に周りが藪になっている道路で車を走らせているとよく見られます。

奄美大島に行った時には飽きるほど観察することができました。

サイズは60‐90cmくらいで小さく、動きは機敏です。

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サキシマアオヘビ

sakiao

日本固有種で八重山諸島に生息する準絶滅危惧種のヘビです。

この個体は石垣島で観察した個体ですが、私も一度しか見たことがありません。

不思議なことにアオヘビと名前に付くのに青くないです。笑

キクザトサワヘビ

このヘビの面白いところはサワガニの稚ガニを捕食するという点ですね!

日本では久米島にしか生息しません。

個体数が非常に少なく、絶滅危惧種であり、天然記念物なので見つけることは難しいそうです…。

久米島に行った際には探してみたいヘビですね!

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アカマタ

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アカマタは奄美大島や沖縄諸島に生息する赤いヘビです。

毒々しい模様で気性が荒いのでヘビが好きな人にはたまらない種類だと思います!

奄美大島で夜中山道を車で走らせるだけでも観察することができます。

また気性が荒くよく噛むのでテレビ番組の罰ゲームなど企画で用いられたりします。

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アカマダラ

赤褐色の体色にまだら模様があるヘビで対馬や尖閣諸島に生息しています。

対馬の個体は赤色がより鮮やかだそうです!

サキシママダラ

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サキシママダラはアカマダラの亜種になります。

石垣島・西表島に行って一番遭遇しやすいヘビだと思います!

また、マダラヘビの中では性格が穏やかなので臭い匂いを出すことを除けば飼育に向いているそうです。

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サキシマバイカダ

バイカダは本州であればシロマダラに近いヘビの種類で主にトカゲなどの爬虫類を捕食するヘビです。

ただ、樹上性で夜に活動するため見つけることが難しいですね…。

私自身はまだ観察したことはありませんが、知人が石垣島で見つけたことがあります。

ミヤコヒメヘビ

外来種を除けば日本に生息するヘビの中では最小のヘビです。

習性もよくわかっておらず、個体数も少ないのでかなり希少なヘビだといえます…。

宮古島や伊良部島に生息しているそうなので是非一度は観察してみたいと思いますね。

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ミヤコヒメヘビの生態について
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ナガヒメヘビ(ミヤラヒメヘビ)

かなりの希少種で見つけることは非常に難しいそうです。

ミヤコヒメヘビに比べてやや大きく与那国島にしか生息していません。

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ミヤラヒメヘビの生態について
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ダンジョヒバカリ

ヒバカリの亜種で男女群島の男島に生息する小型のヒバカリです。

両生類が生息していない島にいるヘビなので恐らくミミズ類を捕食しているのだと考えられています。

ミヤコヒバァ

宮古島に生息する非常に珍しいヘビです。

数が少ないため何を捕食しているかなどの生態がほとんどわかっていないそうです…。

ガラスヒバァ

奄美大島や沖縄諸島に生息するヘビで私は車に轢かれてしまった個体しかみたことがありません。

離島に生息する希少なヘビよりは見つけやすいようなのでまたリベンジしたいと思っています!

毒による被害は報告されていないですが、ガラスヒバァは毒蛇だそうです。

咬まれるよりもデュベルノワ腺から分泌される毒液の方が危険だと言われています。

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ガラスヒバァの生態について
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ヤエヤマヒバァ

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石垣島、西表島に生息するヘビでガラスヒバァ同様に毒を持っています。

写真は車に轢かれてしまったヤエヤマヒバァです…。

ガラスヒバァに引き続きまたしても手負いのヒバァしか観察できていません。

模様も美しくて大きさも程よいので飼育してみたいと考える人は多いと思います。

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ヤエヤマヒバァの生態について
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イワサキワモンベニヘビ

日本の石垣島・西表島に生息するコブラ科の非常に珍しいヘビです。

詳しい生態はわかっていませんが、食性は主に爬虫類を食べるそうです!

ブラーミニメクラヘビやサキシママダラを捕食している姿が確認されています。

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イワサキワモンベニヘビの生態について
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ヒャン

奄美大島に生息する派手な柄をしたヘビですね。

コブラ科でハブの4~5倍の強さの神経毒を持っています。

しかし、小型のヘビで毒量も少なく臆病なので危険なヘビではありません。

毒蛇なのに可愛らしい顔をしたヘビなのでそれほど怖がる必要はないですね。

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ハイ

赤い派手な模様をした伊平屋島、沖縄島、渡嘉敷島、徳之島に生息するヘビです。

ヒャンと同じくコブラ科のヘビで毒を持っています。

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クメジマハイ

伊江島、久米島、座間味島、渡名喜島に生息するヘビです。

名前の通りハイの久米島に生息しているバージョンのようなイメージだと思います。

ツシママムシ

生態についてはマムシとほとんど変わらないようですが、性格がやや凶暴だと言われています。

マムシとの違いは斑紋の中心に黒い斑点が無い個体が多いようです。

ヒメハブ

ハブの中でもすごく太短い体形をしたハブです。

沖縄諸島と奄美大島に生息しています。

ハブと比べて毒の量は少なく、弱いようなので死亡例も今まで無いそうです。

また、私も観察したことがありますが動きが鈍くさいので咬まれる事自体珍しいと思います。

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サキシマハブ

sakisima

サキシマハブは与那国島と波照間島を除いた八重山諸島に生息するハブです。

ホンハブよりも毒性は弱いですが、咬まれると重症になることもあるので注意が必要です…。

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ホンハブ

沖縄に行ったことがない人でも名前を知っている人が多いヘビがハブ(ホンハブ)です。

最大全長241cmと日本最大級のヘビと言えます。

さらに恐ろしいのはその毒性で噛まれると患部の壊死や機能障害が残ってしまうことがあるようです…。

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トカラハブ

トカラハブは小宝島、宝島に生息するハブですが、他のハブとは違って毒性が非常に弱いそうです。

咬まれたとしても軽い腫れと倦怠感があるだけで死亡例もありません!

私はハブというと全て危険なヘビだと思っていましたが種類によって毒性が大きく違うみたいですね。

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タイワンハブ

元々は台湾や中国南部に生息するヘビだったのですが、近年沖縄本島にも分布が広がっているようです。

他のハブとは模様が大きく違い、全体的に白っぽい模様をしています。

咬まれる被害も起きているので何かと問題視されているヘビと言えます…。

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ウミヘビもヘビの仲間?

ウミヘビも爬虫類でれっきとしたヘビの仲間です!

特によく観察できるのエラブウミヘビについては沖縄で食用されており、お土産でも販売されている。

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エラブウミヘビを食べることができる?沖縄料理イラブーの効能は?

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日本のヘビの種類についてまとめ

・日本には数多くのヘビが生息しており、世界では3000種類以上も確認されている

・本州で見られるヘビはたった8種類だけ!沖縄や奄美大島の離島などの多くの種類が生息している

・ウミヘビも爬虫類で立派なヘビの仲間!沖縄ではエラブウミヘビが食用にされてる

[aside type=”normal”]その他の種類の動物についても記事でまとめています

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (8件)

  • こんにちは。
    実は昨日家にへびが出たのです。
    写真撮ったのですが、何へびだか見ていただけないかと思いまして。
    よろしければ、メールアドレスを送っていただけないかと、、、すみませんが。

  • スマホですみませんが ➡【日本のヘビの種類は?写真や画像付き一覧で名前や生態を紹介!】のページからのリンク先で、・アカマタの危険性について「アカマタは沖縄の蛇で毒がある?臭い液を出すけど危険なの?」のリンク先が、「アカマタの飼育や飼い方は?餌と販売値段はどれくらい?」になっているかも。
    ヘビは好きではありませんが、見つけたら頭をなぜてから離します。

  • 兵庫県北部に住んでいた子供(小学高学年)時代に、カラス蛇と呼ばれていた黒光りした蛇がいました。胴は三角おにぎりのようで、性格は獰猛な感じで、草むらから飛び出し、追っかけられたことがあります。タカチホヘビのことでしょうか。

    • コメントありがとうございます!
      カラスヘビは恐らくですがシマヘビの黒化個体ですね^^
      気性も荒いイメージです!

      タカチホヘビは獰猛ではなく、ミミズなどを捕食するおとなしいヘビになりますね!

  • 蛇園に、誘うと、ほとんどの人に、断られますそんなに怖いかな?目が可愛いよ

  • 蛇園に、誘うと、ほとんどの人に、断られますなんでだろ?そんなに怖いかな?目が可愛いよ寝。見た目はグロテスクだけどね

    • コメントありがとうございます!
      ヘビの好き嫌いはなぜだかすごく分かれますよね。

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