プレーリードッグは日本には生息しない動物なので馴染みは薄いですが、時々ペットショップなどで取り扱われていることがあります。
正直ペットとして飼えることに驚きでしたが、現在でも一部取り扱われているようです。
こう聞くとちょっと飼ってみたいという気持ちが芽生えますね…
今回はそんなプレイリードックの飼い方や販売値段、寿命などについて深掘りしてきます!
プレーリードッグはペットとして飼える?
プレーリードッグはその可愛らしい姿から日本でも人気の動物で、一時期はペットとして輸入されていました。
しかし、感染症を媒介するおそれがあることから2003年3月以降は輸入が禁止されています。
現在日本国内で取り扱われているのは、輸入禁止前の個体を繁殖させたものです。
そのため、市場に出回る個体数も限られており、欲しいからと言ってすぐに手に入るような動物ではありません。
また、プレイリードックは非常に臆病で、繁殖個体では体の弱い子もいるので誰にでも簡単に飼育できる動物ではないです。
プレイリードックの生態
プレイリードックは草原地帯に生息し、穴を掘る習性があると有名なリスの仲間です!
体長は30-40cmほどと思っている以上に大きくなります。
野生ではオス一匹に対して、複数のメスという一夫多妻制の家族を形成します。
縄張り争いが非常に激しい動物で、時にはライバルのオスを穴の中に生き埋めにしてしまうこともあるとか…
また、アメリカでは牧草地に所構わず穴を掘ってしまうことから害獣として扱われています。
駆除用にプレイリードックを吸い込むための掃除機まで開発されているそうです!笑
上野動物園で飼育されている個体
プレーリードッグの飼育・飼い方
プレーリードックのペットとしての一番の特徴は“寂しがり屋”ということです。
かまってもらったり、飼い主の愛情がないと生きていけない動物とも言われています。
そのため、遊んでもらえなかったり、放って置かれると暴れたり、自咬症になってしまうこともあります。
また、プレーリードッグはベビーの時にしっかり餌を与えられていないと先々病気になったり、寿命に関わってくるので注意が必要です。
飼育環境について室温は20~28度を保つようにしましょう。
時々日光浴をさせてあげることも大切です。
飼育時に必要なもの
■ケージ
プレーリードッグは非常に活発で物を壊すため、丈夫で大きいケージが必要です。
また、自分が仕事などで家を留守にするときの事故防止でカギを掛けられるものにすると良いでしょう。
また、大きめの水槽をケージとして利用することもできます。
■餌&餌入れ
プレーリードッグは野生ではイネ科の牧草を食べて生活しています。
飼育する際には、干し草やペレット、野菜、おやつにひまわりの種などを与えることが一般的にようです。
野菜はニンジンやブロッコリー、大根の葉、セロリなどは与えても問題ありません。
反対にネギ類や豆、ニラなどは与えてはいけません。
また、名前に”ドッグ”と付きますがドッグフードNGです!
■ウォータボトルor水入れ
水分補給のための水入れはケージに取り付けられるウォータボトルを使っても良いですね。
水入れを使う場合は倒れにくい容器にしないとプレイリードッグが倒してしまいます…
■ペット用シート
トイレ用に使用するペットシート。
賢いプレイリードッグはトイレを覚えます。
トイレ覚えさせるコツはトイレに糞を少し残して置くことです。
ただ、ほとんどのプレーリードッグはトイレを覚えないので、諦めて床材の草を多めに敷くようにしましょう。
■巣箱or隠れ家
巣箱は寝床としても使えますが、落ち着ける隠れ家としても使えるので用意してあげると良いでしょう。
ただ、プレーリードッグは何でも壊すので使う場合は丈夫なものを用意してげると尚良いですね。
■干し草
床材に使用する干し草。
大きめの水槽をケージとして利用している場合は多めに入れて、フカフカにすると良いですね。
また、干し草を寝床としても使うこともあります。
■タオル
プレーリードッグは布やタオルなどで寝るのも大好きなので、好む場合は入れてあげると良いでしょう。
ただ、布を齧るような個体の場合は利用は控えるべきです。
プレーリードッグの販売値段
プレーリードッグは繁殖個体しか取り扱われていないことから、国内に流通する個体数は非常に少ないです。
そのため価格相場は高く、1匹20万円~ほどとなっています。
また、プレーリードッグを飼う際はペアで飼う人も多く、ペアだと50万円にもなると言われています。
個人的な印象だと飼育は簡単ではないので、犬猫を飼う感覚では購入しない方が良さそうですね。
プレーリードッグの寿命
プレーリードッグには複数の種類がいます。
その中でも日本で一般的に流通しているのがオグロプレーリードッグという種類です。
オグロプレーリードッグは飼育下であれば長くて7~8年生きることもあるようですね!
野生下では天敵が多くいるので平均でも2~3年と言われています。
まとめ
・プレーリードッグは北米に生息するリスの仲間
・プレーリードッグの販売値段相場は1匹20万~、ペアで50万~ほど
・流通しているオグロプレーリードッグの寿命は飼育下で寿命は7~8年ほど
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!
シマリスはペットとして飼育できる?販売値段と寿命はどれくらい?
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