タイパンの特徴と生態は?毒性や咬傷などの後遺症についても

世界でもっとも危険な毒ヘビと聞かれたら、何を思い浮かべるでしょうか。

有名なキングコブラかブラックマンバ、少し詳しい人ならサンゴヘビも候補に挙がるかもしれません。

しかし毒の強さでいうなら、タイパンも負けてはいません。

なんだかかわいらしい名前ですが、その正体は世界屈指の危険な毒ヘビ。今なお人々から恐れられるとんでもない生き物なのです。

今回はそんなタイパンの特徴と生態、毒性や咬傷などの後遺症についてご紹介します。

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タイパンの特徴

タイパンは、爬虫類有鱗目ヘビ亜目コブラ科タイパン属の生き物です。

オーストラリアの北部とニューギニア南部に分布し、それぞれが同じタイパンの亜種とされています。

沿岸部に生息することも多く、このことからコースタルタイパンという別名でも呼ばれています。

体長は300cm以上、大型の個体は400cmほどにもなります。キングコブラ、ブラックマンバに次いで三番目に大きくなる毒ヘビです。

肌は褐色を基本に、明るい色合いから真っ黒なものまで様々。おなか側は色が薄く、赤くて大きい特徴的な目をしています。

1.3cmもの長大な牙を持っており、これはオーストラリアに生息する多くの毒ヘビの中でももっとも大きいものです。

オーストラリアの内陸部には、近縁種のナイリクタイパンが生息しており、こちらも有毒です。

タイパンの生態

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先ほどご紹介した通り、タイパンは沿岸部に生息していますが、他にも森林や草原など様々な場所に適応しています。

肉食性で、特に小型哺乳類が好物です。そのためそれらが多く生息し、物陰も豊富な農耕地に姿を現すことも珍しくありません。

獲物に噛みつくといったん離れることが多いのですが、これは反撃を避けながら毒が回るのをじっくり待つという狩りの手法を取るためです。

繁殖の形態は卵生で、一度に三個から二十個ほどの卵を生みます。

獰猛かつ俊敏なヘビで、向こうから人間を襲うことはありませんが、迂闊に近づくと矢のように飛び掛かって牙を突き立ててきます。

敵と判断した相手には何度も咬みついて毒を流し込む、非常に高い攻撃性の持ち主です。

タイパンの毒性

タイパンはとても強力な毒を持っており、生息地では非常に恐ろしい毒ヘビとして認識されています。

その主成分は神経毒ですが、出血毒や溶血毒も含まれており、危険性は世界中の毒ヘビの中でもトップクラスです。

毒牙が大きいため、体の深部に毒を流し込まれる点も重篤な症状を引き起こす理由の一つです。

さらに一度に流し込まれる毒の量も相当なもので、単純計算ではなんと成人男性数十人分の致死量になります!

近縁種のナイリクタイパンはタイパンの4倍とも言われる毒性を有し、世界屈指どころか世界一強力な毒ヘビとの声もあるほどです。

タイパンの咬傷などの後遺症について

タイパンの毒が体内に流し込まれると、内外の出血から始まり吐き気、めまい、痙攣など様々な症状が発生します。

さらに体内の筋肉組織や腎臓が破壊され、血清を打たない場合の死亡率はほぼ100%と言われています。

咬まれてからたったの30分で死亡した例もあり、可能な限り早く病院で治療を受けなければ命はありません。

1956年に血清が完成するまで、タイパンに咬まれて毎年多くの人が命を落としていました。

恐ろしいタイパンですが、そのすさまじい毒性を逆に利用できないかと、医療の世界で研究が進められています。

まとめ

・タイパンはオーストラリア北部とニューギニア南部に生息する大型の毒ヘビ

・タイパンは獰猛かつ俊敏なヘビで、世界中の毒ヘビの中でも指折りで強力な毒を持つ

・タイパンに咬まれたら血清無しではほぼ助からず、少しでも早く治療を受ける必要がある

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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